2009年4月8日水曜日

ビンセント・スミス

映画「地獄のモーテル」に登場。

モーテル「HELLO」を妹と営む中年の男。
無添加、無農薬を謳う自家製のソーセージや
ベーコンを売っており、これが巷で人気。
カリフォルニア州グレンビルヘ入る国道から
数マイルの緑拡がる丘に 奇妙なモーテルがあった。
その名を“MOTEL HELLO”。 しかし、看板のネオンが
最後の「O」の部分だけ故障で点滅しており、“地獄のモーテル"とも読める。
経営者はビンセント・スミスとアイダの兄妹。モーテルはあまり賑わっていないが、
自家製のソーセージの製造・販売して、気楽に暮していた。
ある日、ビンセントは、国道でオートバイ事故にあい重傷を負った
若い娘テリーを助け、モーテルに運んだ。 兄妹は手厚く看病し、
テリーはみるみる回復していった。 数日後、都の副保安官になった
スミス一家の末弟ブルースがやって来た。 彼はテリーを一目見て好意以上のものを持つ。
翌日、州の食肉検査官が定期的な肉質検査のため、モーテルにやって来た。
ビンセントの態度に不審を抱いた調査官は、夜半そっと彼の農園を探り歩き、
そこで、形容しがたい異様な唸り声を聞いた。 そして彼が見たものは
地面に胴体を埋められ、喉をかき切られた男の必死にもがく姿だった。
しかし次の瞬間、調査官はビンセントに殴られ、その場に倒れた。
その頃、このモーテル沿いの国道を通りかかった人間が
次々に謎の失踪を遂げていた。一方、テリーは順調に回復したが、
ブルースの関心もむなしく、彼女はビンセントに想いを寄せていた。
とまどうビンセントだったが、テリーの積極さに押されて遂に結婚にまで進展していった。
そのことを町のビリー牧師から聞いたブルースは、テリーと話して本心を聞き、落胆する。
その帰り道、ブルースは近くの沼で、失踪者のものと思えわれる車を大量に発見した。
ちょうどその頃、テリーは、アイダによって恐ろしい事実を知ることになる。
それは兄妹が製造しているソーセージ工場内のおぞましい事実だ。
実は、そこで作られるソーセージは、失踪した人々の肉を使っていたのだ。
失踪者たちは畑に首だけ出して埋められ、喋れぬように
声帯を切り、漏斗で給餌し太らせていた。 食べごろになると
光と音の明滅による催眠機でハイになったところを首に縄をかけ、
トラクターで引っ張り、絞殺。あとはそのままトラクターで引きずり出すというもの。
ビンセントをなじるテリー。遂にはテリーをも殺すことにしたビンセント。
しかし、駈けつけたブルースと対決することになる。
ビンセントは豚の頭を被り、チェーンソーで襲い掛かる。ブルースもチェーンソーで迎え撃つ。
死闘の末、ビンセントはブルースに倒される。彼の今際の言葉を聞き、工場を後にする二人。
ビンセントから聞いた秘密の畑に向かうと、アイダが菜園から脱出した人々によって、
頭から畑に埋められていた。二人はモーテルを後にする。
モーテルの看板が遂に壊れ、「MOTEL HELLO」は「MOTEL HELL」に変わるのだった…

地球には人が多すぎ食糧は少ない…私の肉は一石二鳥なのだ
30年も前からこの郡の半分の人間が人肉を食べて喜んできた
弟はアホウだ。しかも人肉は誰よりも喰っている
お前にやるぞ…モーテルを…秘密の畑もだ。
泥道の…突き当たりにある…面倒をみろ…家畜たちの…
オレの一生はすべてが、ウソだった…最高の偽善者…なんだ…大ウソつきだ
ウチの肉に使ってたんだ…防腐剤を…


美味い肉はいらんかね?映画「地獄のモーテル」。
ビンセントさんはその道30年のベテラン。
今日も今日とて、バイクに乗った家畜候補を罠で捕まえ、
畑の家畜たちを育て、収穫する毎日。
だがしかし、ちょっとした気まぐれで家畜を介抱してしまう。
そこから末弟との三角関係やら色々あって結局死んじゃった。
人殺しではあるが、なんだかんだで良い農家のおじさんだった。

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