ジョーと呼ばれるガンマン。ジョーは愛称であり、本名はわからない。
ジョー(joe)とは一般的な男性の名であり、名前のわからない男のことを
呼ぶときに使われる。無法者の横行する一八七二年のニュー・メキシコ。
ある日、腕利きのガンマンである名無しの男が小さな町サン・ミゲルにやってくる。
そこでは無法者のロホス兄弟と保安官のバクスター一家が支配しており
この二つ暴力組織はお互いに支配権を奪い合っていた。
男はバクスター一家の手下を片付け、ロホス兄弟の組織に迎え入れられた。
彼は酒場の主人からニつの勢力が町の皆から煙たがられていることを知り、
両方を始末しようと考えた。一計を案じて両派を反目させることに成功、
ロホス兄弟はモラレス家に殴り込みの準備をした。
兄弟の弟ラモンがマリソルという子持ち女を自分のものにしようと
監禁しているのを知った男は、見張りの手下を始末し、親子を逃がした。
これをバクスターの仕業と見せかけたつもりだったが、ラモンに見破られ、
マリソルの行方を自白させようと激しいリンチを加えられたが、口を割らなかった。
夜、半死半生の男は、隙を見てぬけ出し、棺桶屋の手引で
安全な隠れ家に身を寄せた。その隠れ家に、棺桶屋がロホスの手下を
だまして手に入れた拳銃をもってきてくれた。傷つけられた身体で、
ジョーは拳銃の早射ちの業をみがく。傷ついた左手が利かぬ以上、
右手で勝負するほかない。彼の失踪にあわてたラモンたちは
酒場の主人を捕えて、居所を教えろと迫った。ついにバクスター家に
殴り込みをかけ、不意を襲われたバクスターたちは簡単にやられてしまう。
ラモンは酒場の主人を通りの真中でリンチを加え、男を誘き寄せようとした。
静まりかえった町に姿を現した男は、待ちかまえたラモンから
続けざまに銃弾を浴びた。が、平然としている男に、ラモンはうろたえる。
彼は胸に鉄板を入れていたのだ。ラモン一行を鮮やかな早撃ちで仕留め、
男は再び静かに町を去って行った…
「ドル箱」シリーズ第一作目。セルジオ・レオーネ監督による
黒澤 明 監督作品「用心棒」のリメイクである「荒野の用心棒」。
アメリカで大ヒットし、アメリカでのマカロニ・ウェスタンの火付け役。
その登場人物であるイーストウッド演じるジョーこと名無しは、
ただのヒーローとは違う、アンチヒーローとしての魅力がたっぷり詰まった
素晴らしい主人公だ。そのカッコよさに筆者はもうベロベロである。
監禁しているのを知った男は、見張りの手下を始末し、親子を逃がした。
これをバクスターの仕業と見せかけたつもりだったが、ラモンに見破られ、
マリソルの行方を自白させようと激しいリンチを加えられたが、口を割らなかった。
夜、半死半生の男は、隙を見てぬけ出し、棺桶屋の手引で
安全な隠れ家に身を寄せた。その隠れ家に、棺桶屋がロホスの手下を
だまして手に入れた拳銃をもってきてくれた。傷つけられた身体で、
ジョーは拳銃の早射ちの業をみがく。傷ついた左手が利かぬ以上、
右手で勝負するほかない。彼の失踪にあわてたラモンたちは
酒場の主人を捕えて、居所を教えろと迫った。ついにバクスター家に
殴り込みをかけ、不意を襲われたバクスターたちは簡単にやられてしまう。
ラモンは酒場の主人を通りの真中でリンチを加え、男を誘き寄せようとした。
静まりかえった町に姿を現した男は、待ちかまえたラモンから
続けざまに銃弾を浴びた。が、平然としている男に、ラモンはうろたえる。
彼は胸に鉄板を入れていたのだ。ラモン一行を鮮やかな早撃ちで仕留め、
男は再び静かに町を去って行った…
「ドル箱」シリーズ第一作目。セルジオ・レオーネ監督による
黒澤 明 監督作品「用心棒」のリメイクである「荒野の用心棒」。
アメリカで大ヒットし、アメリカでのマカロニ・ウェスタンの火付け役。
その登場人物であるイーストウッド演じるジョーこと名無しは、
ただのヒーローとは違う、アンチヒーローとしての魅力がたっぷり詰まった
素晴らしい主人公だ。そのカッコよさに筆者はもうベロベロである。
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