2009年3月8日日曜日

デスピサロ

ゲーム「ドラゴンクエストⅣ」に登場。
 
本名ピサロ。魔族の王で人間を嫌い、伝説の勇者の復活を恐れ
「デスピサロ」を名乗って世界各地に部下を送り込んで、勇者の出現を阻止しようと目論む。
その強さと冷酷さにより人間には恐れられているが、
部下の魔物たちからは崇拝されており、ロザリーヒルの住民にも信頼されていた。
人間に襲われていたエルフ・ロザリーを助けた後、ロザリーと2人で暮らしていたが、
ある日世界征服の野望を抱いて村を飛び出したことが、住民によって語られている。
世界を魔族のものにするべく、地獄の帝王エスターク復活のために奔走し
ロザリーに対し、人間を根絶やしにする決意を語る。
彼女が人間に虐殺されたのに逆上して(実際には、デスピサロの部下エビルプリーストの策略)、
人間を滅ぼす決意を固める。当初は地獄の帝王エスタークによって
世界を破滅に陥れるという計画を考えていたが、
勇者の一行に阻止されてしまったためかねてより研究を重ねていた
「進化の秘法」を使って、自ら最強の力を得ようと欲するようになる。
遂には憤怒と狂気に任せて、進化の秘法で怪物に姿を変える。
様々な研究・実験の末に完成させた進化の秘法を自らに施した結果、
肉体は比類なき強力なものになったが、精神がそれに耐えられずに自我が崩壊。
記憶は失われ、人間を根絶やしにするという意思のみで存在している。
デスキャッスル城を抜けた大きな山の奥にて勇者たちを待ち受けるが、はかなくも敗北した。
 
筆者、ドラゴンクエストには詳しくないが、善と悪の戦いがメインのDQでは
似つかわしくない悲劇的悪人である彼。
ただし悪人としては十分凶悪であり、子どもを誘拐し生贄に
また村人を虐殺するなど陰湿極まりなく、
見かけ以上にドスが効いた「皆の者、ひきあげじゃあ!」とのたまう。
しかし意外と紳士的に「諸君、地獄の帝王エスターク様がついに復活するのだ!」とも言ったりと
よく分からんやつだ。いつだったか友人がプレイしたのを見ていたら
断末魔の一声が「ロ、ロザリー・・・・」と来たもんだから
こいつがとりあえず胸糞の悪い奴だということはわかった。

0 件のコメント: