2008年12月7日日曜日

ジャド

映画「悪魔の沼」に登場。
 
木造のモーテル「スターライトホテル」の主人。
しかし、その正体は訪れた人間を大鎌で殺そうとする殺人鬼である。
帰還兵で戦争で足を負傷したため、片足が義足になっており
何か心に傷を負っているようで、行動に一貫性がなく感情の起伏が激しく
独り言が多く、いきなり黙り込んだり、饒舌になったり、怒り出したり、
悲しんだり、笑い出したりと得体が知れず、人を殺すときも突拍子ない。
殺害後はモーテルの横にある沼に飼っているワニに遺体や証拠を喰わせていた。
本人はワニを気に入ってる素振りをするが、突如悪態をついたりと、
ワニのことはそれほど好きではないのかもしれない。
被害者に反撃され、沼に落ちてワニに喰われた。
 
ブツブツ独り言を言っていると思ったら、いきなり大鎌持って襲い掛かってくる
ジャドのおじ貴。やることなすこと予想外の上を越えてゆく行動、
ワニを愛してるんだか愛してないんだか。とにかくわけわからん。
トビー・フーパー監督は「悪魔のいけにえ」以降は話題性乏しく
大抵駄作といわれるが敢えて私は言おう。
悪魔の沼」は「悪魔のいけにえ」がなければカルト作になっていたと。
ジャドさんの情緒不安定な魅力も然ることながら、
まるでラリッたような映像と音が、脳髄に直接叩き込まれるように映し出される
そんな映画、過大評価もしれないが私は好きである。

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