2008年11月8日土曜日

カール・ルプレクト・クロエネン

映画「ヘルボーイ」に登場。
 
ナチス将校でナチス一の暗殺者だったナチス残党兵。
オカルト結社「トゥーレ協会」の会長を務めていた、常にガスマスクを装着している異様な男。
マゾヒストであり、体中に傷があり、マスクの下の顔は、瞼や上下の唇が欠如している。
自動拳銃ルガーP08を愛用し、トンファー型の剣を用いて、超人的な身のこなしで敵を切り刻む。
1897年にドイツのミュンヘンで生まれ、天使のようなブロンドの髪の毛を持っていた彼は
音楽に非凡な能力を発揮し、声変わりが起きるまでオペラをやり続け、
ヨーロッパの首都を巡った。 この時から自身の体を傷つけることに快楽を見出すようになった。
だが彼は自身の肉体に対し嫌悪感が表れる「身体醜形障害」になり
自身の体に極度に醜く感じるようになり、そのため自分のまぶたや唇を切除してしまう。
また自分は不完全だと感じていた彼は潔癖症のような心理状態になり
細菌を防ぐため自分自身の顔に合うマスクを作った。
さらに機械の製作に熟達してきたのがこのときであり、これは機械の精密性こそが
自分の足りないものを埋めるものだと感じ、彼の理想は生体と機械の融合というものだった。
そしてラスプーチンと出会い、彼に傾倒し、彼の最も忠実な愛弟子となる。
その後ナチスに加わり、1933年に親衛隊に参加、中佐相当ランクになり、
第三帝国に貢献したことにより鉄十字勲章を授与され、トゥーレ協会の会長となった。
そしてヘルボーイ出現のきっかけとなる「ラグナロク計画」に参加。
しかし連合軍の介入により計画は失敗、ラスプーチンは異界へ引きずり込まれ
クロエネンは爆散した異界への扉となるポータル装置の破片が
胸へと突き刺さり、息絶えたかのように見えたがすぐに姿を消した。
失踪後、1956年に歯の治療記録からルーマニアにあった無記名の墓が彼のものだとわかった。
しかしながら2004年に彼は再び現れ、ラスプーチンとともに暗躍し始める。
彼の理想は彼の死によって叶えられた。
彼の体には時計仕掛けの心臓が埋め込まれ、これにより彼は死から甦り、
不死身の肉体を得たのだ。 時計の螺子を動かすことによって、
彼は速度と反射神経を増大させることができ
(これにより剣で相手の銃弾を弾き返すことができた)
また螺子の巻き方によっては仮死状態になることもできる。
彼はこの方法を使ってBRPD本部に侵入することに成功し、ヘルボーイの育ての親であるブルッテンホルム教授を殺害した。
最期はヘルボーイとの戦いで落とし穴に落とされ、針山に串刺しになった上に
歯車で押しつぶされた。生死は不明。
 
マスク脱いだら凄いんです!な人。それがクロエネンだ。
華麗な剣さばき(必見)を見せ完璧に主人公食っちゃってるあたりが物凄い。
終盤、劇中全くの無口な彼のなんともいえない変な笑い声が記憶に残る。
ついでにいうと原作の漫画ではサイボーグらしいが
それ以外は普通の科学者、カッコイイ剣術もなし。合掌。

2 件のコメント:

H.N総統閣下 さんのコメント...

キン肉マンのブロッケンマンとブロッケンjrもナチスドイツ軍人です。ほかにもナチスドイツ軍人といえばジョジョのシュトロハイム大佐、ヘルシングの少佐、クロエネンとか。ヘタリアのドイツ以外にもかっこいいドイツ軍人はいっぱいいるのになんで知らない人がいっぱいいるのやら。

腐肉喰らい さんのコメント...

>H.N総統閣下さん
架空の作品のナチスは
どういうわけか皆カッコイイと
私は思うのです。
やはりあの軍服が凄さの秘訣なのか・・・