2008年11月18日火曜日

ラスマン

映画リメイク版「ツールボックス・マーダー」に登場。
 
ラスマン・アパートメントの建設の依頼主兼建設者。
その出生は異様であり、母親の母胎にいる時に母が死んでしまう。
彼もまた死んだかと思われたが母親の遺体を棺に入れたとき、
その遺体から産まれ、「生から生まれたのではなく、死から生まれた」と揶揄される。
奇妙な出生のためか、彼の生と死はとても曖昧ともいわれた。
その後富豪になり、映画製作にコネがあることから、
彼の元には自然とスターを夢見る若き俳優の卵たちが集まっていた。
呪われた生ゆえか、カルト宗教に傾倒していたラスマンは
永遠の生命を求めハリウッドスター達の支援の下、
呪術的なアパートを建てようとした。しかし事故が多発し
作業員が次々と死亡したので、その計画は中止された。
が、ラスマンは独力でアパートを建てた。それがラスマン・アパートである。
アパート内部には不思議な文様が刻まれており、
これは階に一つずつあり全てをあわせると一つの呪文になるのである。
彼はその後謎の失踪を遂げたが実は生きており、永遠の生命を得ていた。
彼はアパート建設時に自分の身を隠すべく、更に隠し部屋や
隠し通路も作っていた。それ以来このアパートでは
謎の失踪事件が多発しているが全てはラスマンが
居住者を密かに殺して、隠し部屋にその遺体を隠していたのだ。
彼はこの建物に呪術を施して以来、ここで人が殺し続ける限り
彼はいつまでも生き続けることができる。
ただし永遠の命は手に入れてはいるが身体は確実に腐敗しており、その外見は醜い。
 
トビー・フーパー監督による同名作のリメイクである道具箱殺人映画「ツールボックス・マーダー」。
オリジナルと全く違うということで、オリジナルのファンからはあまりウケがよくないようですが
私はアルジェント風でしかも「ハロウィン風」な内容に諸手を挙げて拍手を送りたい。
フーパー監督の持ち味がないといえばそれまでだが、ネズミのように
壁の裏でコソコソやっている感じが「キャッスルフリーク」のようで
そこがまた良いと思のである。これでいいのだ。
(最近書くことが適当になったような気がするが、気にしない)

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