2008年11月9日日曜日

グレート・チャイルド&ダイア・マザー

映画リメイク版「13ゴースト」に登場。 
 
本名ハロルド・シェルバーンとマーガレット・シェルバーン。
内気なマーガレットは母親によって過保護に育てられた。彼女の身長は1メートル足らず、
その姿はまるで人形のようで母親は彼女を人形のように扱った。 成人すると彼女はサーカスで
暮らし始めた。 だがある日「背の高い男」によってレイプされた。
彼女は身ごもり、子どもを産んだ。その子の名前をハロルドと名づけた。
ハロルドは生まれたときから普通の子どもより体がとても大きく、
母親に過保護に育てられたマーガレットは、母親と同様にハロルドを育てた。
甘やかされて育ったハロルドは いつまでたってもオムツをつけ、
身も心も子どものまま育ち、 体重は136㎏以上に達していた。
ある時サーカスの仲間たちが ハロルドにちょっとした悪戯をすることにし、
マーガレットを誘拐した。 激怒したハロルドは母親を必死に捜した。
彼はサーカス仲間たちを問い詰めた。だがそこで手違いが起きた。
彼の母親は閉じ込められたバッグの中で、窒息死してしまったのだ。
怒り狂った彼は斧を手にし、片っぱしからサーカス仲間たちを惨殺した。
その死体は彼の手によりサーカスの新しい見世物となった。
それを知ったサーカスの団長は、人々に命じて彼を殺した。
幽霊になった二人はいつも共におり、未だにマーガレットは過保護であり、
ハロルドも甘やかされているが、凶行を行った時の斧をまだ持っている。
名前の意味は「巨大児」と「陰惨な母親」。
 
13ゴースト」に登場するゴーストでは珍しく、親子のゴーストがいる。
それがグレート・チャイルドとダイア・マザーだ。
デブでマザコンでピーターパン・シンドロームという現代の病を闇鍋
煮詰めたような人物であるハロルド。また蛙の子は蛙というのだろうか。
親に甘やかされて育てられた者は、自分の子どもも甘やかす。
ダイア・マザーは幾分可哀想な一面もありますが、その基本は現在のモンスターペアレンツの
それであり、息子も含め、この親にしてこの子ありとはよくいったものである。
登場シーンはやはり短いながら、初見のインパクトはもの凄い。

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