2008年11月9日日曜日

ピルグリムズ

映画リメイク版「13ゴースト」に登場。
 
本名イザベラ・スミス。身寄りのないイギリス人だった彼女は
大西洋を渡ってアメリカのニューイングランドに定住する。
だが町の人々は結束力が強く、よそ者の彼女を受け入れなかった。
ある日家畜の中で謎の病気が流行り、彼女は魔女だと牧師は非難した。
その牧師も病に倒れ、怒れる住民たちは彼女の家を焼き討ちにした。
だが、焼かれた家の中で彼女は無傷で脱出した。
これを見た住民たちは彼女を有罪とし、「さらし者の刑」に処した。
さらし者になった彼女は住民たちにつばを吐かれ、罵詈雑言を浴びせられ
耐え難い苦痛と屈辱を感じながら餓死した。(本当に彼女が魔女だったのかは不明)
幽霊になった彼女は未だ「さらし者の刑」の器具を身に付けたままである。
名前の意味は「巡礼の女」。
 
13ゴースト」のゴーストたちの多くは浮かばれない者たちである。
名誉を重んじるであろう英国人であるピルグリムズにとって
唾や罵倒を吐きかけられる刑に処されるのはかなりの屈辱だったはず。
怨み骨髄が魅力的なところであり、ゴーストたちの中で一番怨霊を思わせる容姿が
また素晴らしいゴーストである。

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