2012年10月15日月曜日

ツンドラの帝王

アニメ「ルパン三世 ロシアより愛をこめて」に登場。

旧ソビエト連邦陸軍が保有していた大型輸送機。
正式名称は「スーパーコンボイST601型機」であり、「ツンドラの帝王」は通称。
ソビエト崩壊の際に、裏社会へと横流しされており、その一つをラスプートンが買い取ったもの。
機体前部と後部にハッチがあり、内部には500トン分の金塊を運べる貨物室がある。
ラスプートンの目的はロシア革命にて流出した、ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世が
所有していた1240トンの金塊の一部である、500トンの金塊であり、
それを所有するマフィアのカルシオーネをインチキ予言で騙して金塊を奪おうと画策するが、
先にルパンたちの手に渡ってしまう。そこで金塊を輸送機で建物ごと釣り上げて、
強奪するという常識外れな方法でルパンたちから奪い取っていった。
しかし奪い返しに来たルパンたちによって、飛行しながら前部ハッチで
金塊を掬い上げるという、さらに奇想天外な方法で利用され、金塊を奪われる。
その後、ルパンとの戦いに敗れたラスプートンが貨物室内で焼身自殺を図り、
所有者と運命を共にし、金塊と共に燃え尽きるのであった。

筆者が初めて「ツンデレ」という言葉を聞いたときに初めに浮かんだのは
大空を轟音と共に飛行する、超巨大な輸送機の姿だった!
TVスペシャル「ルパン三世 ロシアより愛をこめて」は今でも好きな作品の一本で、
ここで登場したこの大型輸送機の衝撃的な活用方が、建物まるごと金塊を奪うというもので、
さらにこれに目をつけたルパンが輸送機のハッチをまるで口で金塊を食べるように
奪い取るというんだから、輸送機の万能性(?)に驚いた驚いた。
本作のみの登場だが、そのド派手な演出は未だに筆者の心に残っている。

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