2012年5月31日木曜日

ソルロンドのペトルス

ゲーム「DARK SOULS」に登場。

火継ぎの祭祀場にいる聖職者。
ソルロンドの地からやってきた白教に属する僧侶であり、
使命を果たすべくロードランを訪れる聖女レア一行を待っている。
レアのことを「お嬢様」と呼び、忠節している。
初めて会う主人公である不死人に対して「あまり関わらない方がいい」というが、
何度か話しかけると「誠意」として銅の硬貨を譲ってくれる。
「教えの成果は、なにより誠意次第」を公言しており、
白教の教えを乞う場合や、奇跡やタリスマンの販売に高額のソウルを要求する。
待ち人である聖女レア、ヴィンスとニコが到着すると地下墓地へ向かうが、
しばらくすると彼だけ逃げ戻ってくる。残して来てしまったレアの安否を心配して動揺するなど、
一見善人のように見えるが、女神の騎士ロートレクから情報を購入する、
またはレアを救出した後に本性を現す。実はレアを置いて逃げたのは意図的な行為であり、
ロートレクの販売する情報は彼が教えたもの。本性を現すと口調が乱暴になり、
レアを「生まれだけの小娘」と呼ぶようになる。間接的にレアを抹殺したいようで、
不死人に彼女の殺害を促す発言をするようになる。その本性から鉄板のパッチからは「エセ聖職者」、
カリムのオズワルドからは「罪深い男」、ロートレクからは「下種野郎」と言われている。
レアを助けた後は殺害をほのめかすような発言の後、本当に殺害してしまう。

人間性を捧げよ!っでお馴染みのゲーム「ダークソウル」。
本作に登場する人物、ペトルスはストーリーに大きく関わる存在ではない。
しかし登場人物の大半が善人か悪人かわかりやすい中で
彼のみ善人と悪人の顔を使い分けているところが、彼の魅力だろう。
一見して善良な僧侶に見えるが、その実態は自らの手を極力汚さない悪党。
出会った当初はぼったくり販売をしてくるが、かなり穏やかな喋り方をしており、
だが一定の境を超えると態度が悪党のそれに様変わりする。
登場人物の中でもここまで態度が豹変する人物はいない。
という感じで清々しい外道な彼だが、彼が何故聖女レアの殺害に拘るのかはわからない。
何がしか彼女に不満があったのか、それとも元々根っからの悪党だったのか、
彼のソルロンドからロードランまでの前後背景が気になる次第である。

0 件のコメント: