2011年10月31日月曜日

アーサー・コディッシュ

映画「XYZマーダーズ」に登場。

ファロン・クラッシュとコンビを組んでいる殺し屋。
帽子から飛び出すボサボサ頭と、口髭が特徴。
害虫駆除業者を装っており、トラックにデカデカと書いてあるモットーは
「どんなものでも殺します」。小型発電機を用いて、相手を感電死させることに拘る。
オーデガード・トレンド警備会社にて、二人の男が密談を交わしていた。
一人は経営者であるオーデガード、もう一人はレナルドという男。
実はオーデガードは共同経営者のトレンドに無断で、会社を売却しようとしていたのだ。
これを影で見ていたトレンドは、この身勝手な行いに腹を立て
殺し屋を使って、オーデガード抹殺を企む。
雇われた殺し屋のクラッシュとコディッシュは依頼主の希望通り、
オーデガードの殺害に成功するも、マヌケな2人はオーデガードだけでなく
隣のアパートから様子を見に来た依頼主のトレンドまで間違えて殺してしまう。
気づいたときには後の祭りであり、全てをなかったことにしようとする2人だが
死体を片付けている姿をトレンド夫人にアパートの窓から覗かれていた。
即座に夫人の始末にかかる二人だが、同アパートに住む社員であるヴィック、
同じくアパートの住人であり、ヴィックがモーションをかけている女性ナンシーの
部屋に間違えて入り込んでしまう。トレンド夫人は逃げ出したが、
ウルグアイ行きの荷物箱にとじ込められる。
やぶれかぶれになった二人はナンシーを連れ去ってしまう。
事の次第がわかったヴィックは、ナンシーを取り戻すべく後を追う。
最期は激しいカー・チェースの末、トラックの屋根にしがみつくヴィックを
始末すべく、愛用の小型発電機で感電死させようと
屋根で立ち上がった直後、陸橋に激突して死亡した。

常識破りのスーパーバイオレンスコメディ「XYZマーダーズ」。
スーパーとかバイオレンスなんて言ってるけど、
内容はコテコテのドタバタコメディ。
コメディ最高!バイオレンスなんて最初からなかったんや!
本作の目玉である凸凹殺し屋コンビの片割れ、アーサーを紹介。
常に「イヒヒヒヒッ!!!」なんて笑いながら
殺すときは自前の小型発電機バチバチ言わせながら、迫ってくる。
こう書くと怖く聞こえるが、基本的に致命的なほどアホなので全然怖くない。
コメディ映画お決まりの立ち上がった直後に障害物に激突という
ベタなやられ方で退場してしまう彼だが、
殺人鬼特有の突発的ワープ移動法を会得しており、
やたらと感が良かったりなど、意外と侮りがたい部分がある。
コンビの頭脳労働担当のようだが、ナンシーの声真似をする(全然似ていない)、
とりあえず目の前に人が来たら感電死させるなど、とてもそうは思えない。
と、まぁこんな感じのなかなかユニークな人物である。
ちなみに力のファロン、技のコディッシュと、コンビとしてはバランスが取れている。

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