2011年2月2日水曜日

BETA(ベータ)

ゲーム「マブラヴ」シリーズに登場。

並列世界に存在する、もうひとつの地球で
猛威を振るう、異星生命体。
BETAとは「Beings of the Extra Terrestrial
origin which is Adversary of human race」の略で、
人類に敵対的な地球外起源種の意味。
人類と同様の炭素系生命体であり、
人類が初めてその存在を認識したときには
火星は既にBETAに支配され、地球では1973年に来襲以来、
28年間にも渡って人類との戦争が続いている。
その戦力は圧倒的で、最も恐ろしいのはその個体数であり、
無限とも思える数の物量戦術で攻め、人類を苦戦させている。
人類は様々なコミュニケーションを試みているが、
多くの犠牲を払ってわかった事は
「BETAは人類を生命体として認めてない」という事だけである。
BETAの言語やコミュニケーション手段は一切不明だが、
高度な学習能力と、生物が生きる上で
過酷な環境にも適応する能力を備えている。
また、その生態系についてはほとんど解明されておらず、
外見や戦闘能力に応じて便宜的に区分されているのが現状である。
現在、地球上で確認されているのは8種だが、
それ以外の未確認種がまだまだ存在していることがわかっている。
地球への侵攻が始まったのは中国からであり、
新疆ウイグル自治区喀什(カシュガル)に飛来し、
「ハイヴ」と呼ばれる「巣」を地球上に作り侵攻。
これに中国軍が対応し、状況は優勢かと思われたが、
未確認種の出現により、人類側の航空戦力が無力化。
中国を陥落させると、次々と周辺国を制圧。
最初に作られたハイヴ(以後、オリジナルハイヴと呼ばれる)を基点に
各地にハイヴを建設、ユーラシア大陸はほぼ占領される形となった。
現在人類は全体の1/6に減らされ、絶滅の危機に陥っている。
基本的に数に物を言わす物量戦術で侵攻しているが、
稀に奇襲じみた戦術を行ったり、人類側の陽動を看破するなど、
その戦術は一概には言えない部分が多く、
精密機器や有人機を優先して攻撃するなど、
その行動は予測不能な面が多い。
またG元素というBETA由来の人類未発見元素や
それを使用した物、そこから発生するものに対して強く反応する。
地球に来た目的は不明だが、
ハイヴから外宇宙へシャトルのようなものを
発射されているのが確認されている。
また地球周辺の宇宙空間も既に支配しているが、
衛星軌道上の人工衛星や、ラグランジュ点で
建造中の地球脱出用宇宙移民船などは攻撃を受けていないため、
地球そのものに対して、なんらかの目的があると思われている。
後に人類がオリジナルハイヴにいた「上位存在」と呼ばれる
BETAと初めて接触したときにわかったことは
その総数は、全宇宙に10の37乗個存在するらしいが、
この個数がBETA全体を指すのか、オリジナルハイヴに存在する
「上位存在」の個数を指すのかは不明瞭であり、
上位存在の個数を示すのであれば実際のBETAの数は
更に7~9桁跳ね上がると思われる。
またBETAが人類を生命体として認めないのは、
BETAを作り出した「創造主」と呼ばれる存在が珪素生命体であり、
創造主と同じ珪素生命体のみを生命体と見なすためだった。
そのためBETAは自身も生命体として認識していない。
創造主がBETAを作り出した理由は「資源の調達」であり、
BETAは「創造主」に作られた、炭素系資源採掘ユニットに過ぎなかった。
さらに人類のことは資源の一つ、または災害の一種程度にしか考えておらず、
初めて人類と会話をしたときも、それは変わらなかった。
(画像左はハイヴ、画像右は捕獲された地球に侵攻した初期のBETA)

人類総出で戦っても、まるで太刀打ちできず、
驚異的な物量作戦で人類を絶滅へと追いやろうとする、
脅威の地球外生命体(?)BETA。
人類がどんなに頑張っても、駆逐できず、
一体いたら千体いると考えた方がいいほどの
圧倒的な数で人類を喰らい、蹂躙し続けており、
「こんなのに勝てるわけないじゃん!」と思いつつも
人類は生き残るために死力を尽くしている。
ちなみに劇中では未だ創造主との邂逅も果たしておらず、
創造主が本当に存在しているのかもわかっていない。
またBETAはまだ駆逐できていない。

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