2009年10月29日木曜日

ジェスター(ピエロ・ザ・キッド)

映画「パペット・マスター」シリーズに登場。

伝説の人形師アンドレ・トゥーロンが秘術を持って
作り出した命ある生きた人形(パペット)たちの一体。
顔が三つに分割されており、それを回転させることで
表情を変えることが出来る。それ以外はこれといったものがなく、
笏やナイフを時々武器として使っていた。
しかし後に腕にトゲつきの鉄球を装備し、強力なパンチ力を得た。
人形になる前はトゥーロンの友人の一人で、
ハンス・サイダーマンという冗談や悪戯が好きな会計士の男。
その冗談好きなのが祟って、ナチスに殺されてしまった過去を持つ。

喜怒哀楽をクルクル変える人形ジェスター。
実は彼には悲しい過去が…というほど悲しいわけではなく
むしろ人形になってからの人生が輝きすぎてそうは思えない。
彼は突然現れると、そのなんともいえない表情を
クルクル変えて不気味さを醸し出す。
彼は殺人人形たちがやってくる一種の合図、
不幸のメッセンジャー」ともいえる。
実は彼が殺人における活躍が少ないのは致し方ないとも見える。
彼の姿からもわかるように彼は「道化師」であり、
道化はしばしば進行役として表現されており、
彼は殺人人形としては多少難があっても
良くも悪くも狂言回し、進行役としては最適な人形である。
ちなみに「パペットマスター」のパペットたちは
海外で大変人気であり、漫画やフィギュアなんか結構出てたりする。

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