2009年3月23日月曜日

行者(ベガーマン)

ドラマ「Xファイル」第171話「バドラ」に登場。
 
人の体内に自由に侵入したり、相手に自分の姿を別のモノに
見えさせる“シッディの神通力”という特殊な能力を持つ。
自分の住んでいた村をアメリカの企業により滅ぼされ、復讐を行う。
ボンベイ発、ワシントン行きの飛行機を利用した巨漢のビジネスマンが
チェックインした直後のホテルで変死した。検死によれば、
全ての内臓が異常に損傷しており、死亡推定時刻はボンベイを
出発する前だという。インドで同じような事件が起きていることがわかり、
スカリーはモルダーの友人である超常現象研究家のバークス博士に会い、
インド人の行者に中には自分の姿を変えたり人の体内に潜り込むことが
できる者がいると知る。その頃、とある学校の生徒の父親が
ビジネスマンと似たような怪死を遂げた。さらにスカリーが解剖を行ったとき、
遺体の妙に膨れた腹から何か妙なものが出てきたような気配を感じた。
事件を入念に調査するスカリーとドゲット。二人は遂にインドのとある村が、
ある企業の工場から漏れたガスによって被害を被った事を知る。
犯人の魔の手は被害者の子どもにまでまで及び、犯人は少年の姿になって
子どもに襲い掛かろうとしたが、子どもの目を信じたスカリーによって撃たれる。
しかし、インドの空港では同じ行者が物乞いをしている…
 
行者を演じたのは「チャーリーとチョコレート工場」などの
ティム・バートン監督作品でお馴染みのディープ・ロイ氏。
しかしこの行者、侮りがたし。ビジネスマンの体を使って密入国、
アメリカ着いたらドンドン殺しまくる恐ろしい人物。
大人には神通力が効くが子どもの目は誤魔化せず、
スカリーによって殺されたかに見えたが、実はまだ生きているというこの回。
行者が手押し車で迫ってくるシーンが恐怖を誘う。

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