2009年3月17日火曜日

スペースバンパイア

映画「スペースバンパイア」に登場。
 
宇宙から飛来したあらゆる生命エネルギー(精気)を吸い取る
吸血鬼(吸精鬼)。姿は自在に変えることができ、作中登場した
人型のバンパイアも主人公カ-ルセンが望む理想の女性
(男性型もそうなのかは不明)で、正体は巨大な蝙蝠である。
吸い取るだけでなく、相手の体に乗り移ることもできる。
バンパイアに全ての精気を吸われた人間はミイラと化すが、
それらもまたバンパイアと化す。だが不死身ではなく、
それらは2時間ごとに生命エネルギ-を補給しないと塵となって絶命する。
76年周期で地球に最接近するハレー彗星に紛れ、宇宙から
人間の生命エネルギー(精気)を吸い取りに飛来する。
ハレー彗星探査船スペースシャトル・チャーチル号は、彗星近くで
謎の宇宙船を発見。中に2人の男と1人の女(いずれも全裸の状態)が入った
カプセルを見つけて回収した。一ヵ月後、チャーチル号は
地球との連絡が途絶える。救援に向かったコロンビア号が見たものは
火災を起こし焼け爛れた船内と、全く無傷だった3つのカプセルと人体であった。
カプセルの3体は解剖のためロンドンの宇宙センターに運ばれる。
そのうちの女が突如起き上がる。女は警備員を誘惑し男から
精気を吸収し殺害、センターを脱走しロンドンの街へとまぎれる。
犠牲となった男も2時間後に蘇り、人間の精気を吸い取りバンパイアと化す。
やがて犠牲者が犠牲者を作り出していく。そんな中、チャーチル号の脱出カプセルが
テキサス州に落下し、船長だったカールセンが帰還する。
カールセンは彗星の近くで謎の宇宙船からカプセルを回収した後、
チャーチル号の乗組員が次々に変死を遂げていくのを見て、
このまま地球に持ち帰るのは危険と判断し船に火をつけたと告白する。
その夜カールセンが眠りについていると、夢の中に女バンパイアが現れ
カールセンと接触を図る。ファラーダが催眠術を使いカールセンの
深層意識から女バンパイアの居場所を探り、カールセンは
英陸軍特殊部隊SASのケインと共に追跡を開始する。
しかしそれはバンパイア達の罠で、2人がロンドンを離れた隙をつき、
バンパイア達は仲間を増やし、気がついた二人が戻った時には
ロンドン中がバンパイアの群れで溢れかえる地獄絵図と化していた。
カールセンはケインに真相を話す。自分が女バンパイアと
チャーチル号で肉体関係をもってしまい、お互いの情報と
エネルギーを与え合ったこと、女バンパイアはカールセンに与えた
エネルギーを取り戻したがってると、そしてそれら証拠隠滅のために
カールセンがチャーチル号に火をつけたと。やがてファラーダから
バンパイアの弱点を知ったカールセンは決着をつけるべく
女バンパイアの元へ向かう。教会でカールセンは女バンパイアと再会。
教会前では、二人の男性パンパイアがロンドンから集めたエネルギーを
自分たちの巨大宇宙船へ送り込んでいる。ファラーダ博士の説では、
スペースバンパイアを退治するには鉄十字の杭で貫くしかないという。
全裸で美女バンパイアと抱き合い、自分自身と彼女を杭で貫くと、大爆発が起きる。
そして二人は光の奔流となって、宇宙船へと吸い込まれ、宇宙船は地球を去るのであった。
 
色々な意味で壮大な映画「スペースバンパイア」。
トビー・フーパー節が炸裂(?)音楽担当のヘンリー・マンシーニによる
壮大な音楽とともにド派手なSFXが駆使され、驚くべき美貌を持つ
吸精鬼の襲来を描いた作品であり、今回はその吸精鬼を紹介。
マチルダ・メイのヌードやらドバッーーーー!!!って感じな
ラストシーンが有名でしたねぇ。原作はコリン・ウィルソンの思想本に近い
SF小説「スペース・バンパイア」。(これを読みたい人は原作と内容が
かなりというかまったく違うことを考慮すべき)画像はそのまんまデカ蝙蝠にすべきか、
かの淀川長治も絶賛したマチルダ・メイの画像にすべきか悩んだが、
私の随筆を見る人々にとって前者の方が需要が高いと考え、これにした次第である。

0 件のコメント: