2008年11月23日日曜日

マモー

映画「ルパン三世VS複製人間」に登場。

不二子に永遠の命を手に入れるために賢者の石を持ってくるように
依頼した謎の怪人物。表では世界の富の3分の1を支配している
大富豪ハワード・ロックウッドとして考古学の発掘を手がけていた。
しかしその目的は自分が気に入った人間をクローンにして
その他の必要の無い人間を滅ぼし、楽園を作ることであった。
だがその目的はルパンたちによって阻まれ、彼は死んだ。
しかし死んだと思われていたが、またもルパンたちの前に現れる。
その正体はクローン技術によって一万年を生き、
歴史を影から動かしてきた者と自称し、自分を「神」と同じ存在だと述べ、
幻術のようなものも使えるが全ては科学の力によるトリックであり、
彼がクローンということを除けば、ただの人間である。
実は肉体をすでに捨てており、本体は130代目にあたる巨大な脳。
クローン技術には限界があり、クローンからクローンを作る際に徐々に劣化していく。
その劣化を防ぐべく、マモーは130代目を生かし続けていた。
ルパンたちが相手をしていたのは全てその130代目のクローンであり
一体目は次元の銃弾にしとめられ、二体目はレーザの直撃で焼死する。
最後は不二子と自分以外の人間を滅ぼして、人類のアダムとイヴになろうとしたが
またもルパンに阻まれ、本体は宇宙へ逃亡を図るが
脳の入ったロケットをルパンの仕掛けた爆弾によって爆発され
一万年の命に終止符を打った。部下には科学者や腹心のフリンチの様な大男達、
自分のクローンの不良品等がいる。次元曰く「並みの人間では到底勝てねえ化物」。
 
奇怪な容貌をした怪人物マモー。その容貌もさることながら
筆者が印象に残ったのは培養槽に浸かった脳みそ、
マモーのクローン、燃え上がる絵画といった悪夢的イメージであり、
またそれは幼少の頃の悪夢でもある。

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