2014年3月4日火曜日

近隣監視同盟(Neighbourhood Watch Alliance)

映画「ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!」に登場。

のどかな田舎町サンドフォードの治安に貢献している近隣住民の寄合。略称はNWA。
フランク・バターマン警察署長を筆頭に、監視役のトム・ウィーバー、
スーパーの店長サイモン・スキナーとその従業員、ホテル経営のクーパー夫妻、
パブのポーター夫妻、農家のジェームズ・リーパーとその母親、
ロビン・ハッチャー医師、フィリップ・シューター牧師、
雑貨店のアネット、学校長のアマンダ、ファウラー夫妻とトリーチャーさんで構成されている。
警官を含む、サンドフォードのほとんどの住人が参加しており、
町中にあるカメラと住民たちの連絡網を通して、町の安全を守っている。
実は町のイメージや公共の利益を著しく損なう人物を殺害している組織。
実情を知っているのは町の有力者と一部の者だけである。
かつてサンドフォードの町で一人の女性が町を立派にしようとした。
警察署の署長フランク・バターマンの妻が町の景観を良くしようと努力したのは
ビレッジ・オブ・ザ・イヤー(イギリス国内最優秀の村)を受賞するためだった。
しかし彼女の健闘むなしく、審査員が町を訪れる前に旅行者たちによって、
町の景観は酷い有り様となり、受賞を逃した。彼女はこれを苦に自殺。
その後フランク・バターマンは妻の願いを叶え続けるために、近隣監視同盟を結成。
毎年ビレッジ・オブ・ザ・イヤーを受賞する為、邪魔者を始末し続けた。
それは例え同じ町に住む住民や同盟員、警官から路上パフォーマー、子どもまで殺害の対象とした。
しかし真実にたどり着いたニコラス・エンジェルと事実を知らなかったサンドフォード署員一同、
そして父の暴走を止めたいダニー・バターマンの活躍により全ての同盟員は逮捕(内一名死亡)。
サンドフォードの町は本当の意味で平和な町になった・・・・
(画像はフランク・バターマン署長)

小さな田舎町の地味な寄合、と思ったら町を牛耳る秘密結社だった!?
映画「ホットファズ」の田舎町サンドフォードは事故死が多いことを除けば、
極普通の平和な町。しかし事故死の多くがあまりにも血生臭い。
それもそのはず。妻の死に狂った署長が住民を率いて町を荒らす人間を内密に処理していたのだから。
ただしその対象の基準は凄まじくアバウト。町の演劇で下手糞な芝居した、
園芸が上手いけど余所に引っ越すから、酷いデザインの家建てた、地元新聞のタイプミスが多い、
ともかく町のイメージを悪くするヤツは片っ端からぶち殺す、というスタンス。
どんな不自然な死に方でも、署長は全て事故死と判断。
犯行は全て交代制なため、全て同一犯と考えていたエンジェル巡査を欺き
怠け者な他の警官たちに、エンジェル巡査の思い違いと判断させる。
長年、町のイメージを保とうとしたことあって、普段の純朴そうな田舎者のイメージとは反する頭脳派な組織である。
一方で犯行がバレると常に武装しているのか、銃やら刃物をすぐに出せるようにしている凶悪なヤツラでもある。

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