学名Architeuthis dux。ダイオウイカのことであり、
人間の漁により獲物である魚が大幅に減ってしまい、人間を襲うようになった。
ニュー・イングランドの小さな漁港で若いカップルの失踪事件が起きる。
遭難事故かと思われたが、続発する類似事件に町は揺れ動く。
沿岸警備隊の女性隊長キャサリンが救命ボートを発見した漁師ダルトンに捜査協力を依頼。
しかし島の港湾長グレイヴスには騒ぎを大きくしたくないため、協力を得られなかった。
そして救命ボートから発見された大きな鉤爪が海洋学者タリーの下へ届き、
それが伝説の巨大イカの物である事が判明。さらに海底探査に来たダルトンとキャサリンが帰港したところ、
巨大な触手が海底深く姿を消すのを目撃する。この事件が発端で、港はしばらくの間閉鎖となり、
事が大きくなる前に処理しようとグレイヴスは漁師ルーカスを雇って、イカ狩りを行おうとする。
そして後日、ルーカスとその仲間によって呆気なく、巨大イカは退治された。
意気揚々と港へ戻るルーカスたち、その後ろから巨大な影が彼らを追跡していることに
誰も気づく者はいなかった。イカの死体は海洋博のオーナー・マニングに売られ、
グレイヴスは討伐記念の祝賀会を開いた。しかしタリー博士の一言で、現況が一変する。
死体は生後3か月程度の物でしかなく、人を襲っていたのは親イカであり、
親イカが子どもの復讐にくると警告しに来たのだ。
それに呼応するように、巨大イカの生態を調査していた学者3人が親イカの餌食にされ、
子どもイカの死体を見に来たカップルも殺された。早々とルーカスが退治に乗り出すが
強大な親イカの前になすすべなく、乗組員一人を残して海の藻屑となった。
マスコミによって糾弾されたグレイヴスは仕方なくダルトンに協力を要請。
タリー博士の用意した必殺の猛毒を仕込んだ銛を積んだ漁船で巨大イカを追うことになり、
グレイヴス、キャサリン、タリー博士、マニングがこれに加わり、5人で巨大イカの討伐に挑む。
日が暮れ、ソナーに映る影に皆が注目する。特製の釣竿に見事引っかかった
巨大イカに何本もの銛が打ちこまれ、イカは動きを止めた。
5人はイカの死体を港へと曳航するが突然エンジンが故障する。
夜が明けてから修理するよう要請しようとするダルトンに、タリー博士が驚愕の真実を口にする。
銛に仕込まれていたのは麻酔薬であり、イカは死んでおらず、タリー博士は貴重な資料として、
イカを持ち帰りたかったのだ。この重大事にグレイヴスは一人で救命ボートで脱出する。
目覚めたイカは何故かグレイヴスを最初に餌食にし、漁船の方へ戻ってくると
マニングを海へ引きずり込み、次に船にのしかかると、タリー博士を食い殺した。
遂にその触手がダルトンとキャサリンへと伸ばされた。
そこに沿岸警備隊の救助ヘリが到着し、キャサリンは降ろされた縄梯子で救出されるも
ダルトンはガソリン缶から燃料を流したところを触手に足を掴まれてしまう。
そこにキャサリンが信号弾を撃ちこみ、船上は火の海となり、巨大イカは炎に焼かれる。
イカが油断している隙に斧で触手を切断したダルトンもヘリに救出される。
イカは業火に生きたまま焼かれながらも暴れ続け、最期は残ったドラム缶の爆発によって
絶叫しながらバラバラの肉片になり、海へと消えていった・・・・
大スペクタクル・イカ映画「ビースト/巨大イカの大逆襲」。
この映画の凄いところは、モンスターパニック映画でお馴染みの「ジョーズ」を
パクッた映画ではないところだ。なんと原作はピーター・ベンチリー。
「ジョーズ」の原作を書いた生みの親であり、これはそれより後に書かれた作品である。
原作者が同じため、展開が似ているのは仕方ないのだ。話をイカに代えただけともいう。
そして驚くべきは、この巨大イカは人間と同じように情があること。
原作者は「ジョーズ」で無情な鮫を書いたため、今度は情のある生物の書きたかったのだろう。
このイカは殺された子どもイカのために、殺した漁師とそれを雇った主もぶっ殺す
念の入りようで、妻子を殺されたシャチが復讐するように、イカが復讐するのも当然のことのようだ。
さらに子どもの死体を回収する辺り、かなり人間に近い感情を持っているよう。
ラストシーンに至っては、このイカ、吠える!どっかのゲゾラのように愛らしい気の抜けた声ではなく、
まさに海の底に響く獣のような「グルォォォゥウウオオン!」ともいえる吠え声を!
しかし直後に、丸ごとイカ焼きにされてご臨終。復讐者に世間は冷たいのだ。
さぁこれを見たあなたも気をつけろ!あなたが食べたイカの中には、
復讐に燃えるイカの家族がいるかもしれない。んなこたぁ、あるわけないけどね!
それが伝説の巨大イカの物である事が判明。さらに海底探査に来たダルトンとキャサリンが帰港したところ、
巨大な触手が海底深く姿を消すのを目撃する。この事件が発端で、港はしばらくの間閉鎖となり、
事が大きくなる前に処理しようとグレイヴスは漁師ルーカスを雇って、イカ狩りを行おうとする。
そして後日、ルーカスとその仲間によって呆気なく、巨大イカは退治された。
意気揚々と港へ戻るルーカスたち、その後ろから巨大な影が彼らを追跡していることに
誰も気づく者はいなかった。イカの死体は海洋博のオーナー・マニングに売られ、
グレイヴスは討伐記念の祝賀会を開いた。しかしタリー博士の一言で、現況が一変する。
死体は生後3か月程度の物でしかなく、人を襲っていたのは親イカであり、
親イカが子どもの復讐にくると警告しに来たのだ。
それに呼応するように、巨大イカの生態を調査していた学者3人が親イカの餌食にされ、
子どもイカの死体を見に来たカップルも殺された。早々とルーカスが退治に乗り出すが
強大な親イカの前になすすべなく、乗組員一人を残して海の藻屑となった。
マスコミによって糾弾されたグレイヴスは仕方なくダルトンに協力を要請。
タリー博士の用意した必殺の猛毒を仕込んだ銛を積んだ漁船で巨大イカを追うことになり、
グレイヴス、キャサリン、タリー博士、マニングがこれに加わり、5人で巨大イカの討伐に挑む。
日が暮れ、ソナーに映る影に皆が注目する。特製の釣竿に見事引っかかった
巨大イカに何本もの銛が打ちこまれ、イカは動きを止めた。
5人はイカの死体を港へと曳航するが突然エンジンが故障する。
夜が明けてから修理するよう要請しようとするダルトンに、タリー博士が驚愕の真実を口にする。
銛に仕込まれていたのは麻酔薬であり、イカは死んでおらず、タリー博士は貴重な資料として、
イカを持ち帰りたかったのだ。この重大事にグレイヴスは一人で救命ボートで脱出する。
目覚めたイカは何故かグレイヴスを最初に餌食にし、漁船の方へ戻ってくると
マニングを海へ引きずり込み、次に船にのしかかると、タリー博士を食い殺した。
遂にその触手がダルトンとキャサリンへと伸ばされた。
そこに沿岸警備隊の救助ヘリが到着し、キャサリンは降ろされた縄梯子で救出されるも
ダルトンはガソリン缶から燃料を流したところを触手に足を掴まれてしまう。
そこにキャサリンが信号弾を撃ちこみ、船上は火の海となり、巨大イカは炎に焼かれる。
イカが油断している隙に斧で触手を切断したダルトンもヘリに救出される。
イカは業火に生きたまま焼かれながらも暴れ続け、最期は残ったドラム缶の爆発によって
絶叫しながらバラバラの肉片になり、海へと消えていった・・・・
大スペクタクル・イカ映画「ビースト/巨大イカの大逆襲」。
この映画の凄いところは、モンスターパニック映画でお馴染みの「ジョーズ」を
パクッた映画ではないところだ。なんと原作はピーター・ベンチリー。
「ジョーズ」の原作を書いた生みの親であり、これはそれより後に書かれた作品である。
原作者が同じため、展開が似ているのは仕方ないのだ。話をイカに代えただけともいう。
そして驚くべきは、この巨大イカは人間と同じように情があること。
原作者は「ジョーズ」で無情な鮫を書いたため、今度は情のある生物の書きたかったのだろう。
このイカは殺された子どもイカのために、殺した漁師とそれを雇った主もぶっ殺す
念の入りようで、妻子を殺されたシャチが復讐するように、イカが復讐するのも当然のことのようだ。
さらに子どもの死体を回収する辺り、かなり人間に近い感情を持っているよう。
ラストシーンに至っては、このイカ、吠える!どっかのゲゾラのように愛らしい気の抜けた声ではなく、
まさに海の底に響く獣のような「グルォォォゥウウオオン!」ともいえる吠え声を!
しかし直後に、丸ごとイカ焼きにされてご臨終。復讐者に世間は冷たいのだ。
さぁこれを見たあなたも気をつけろ!あなたが食べたイカの中には、
復讐に燃えるイカの家族がいるかもしれない。んなこたぁ、あるわけないけどね!
2 件のコメント:
おお、この映画は僕大好きですよ。イカを題材にした映画ってあんまり無いですからね。しかもこの映画では巨大イカがしっかり活躍するのでポイント高いです。
>セイさん
他のイカ映画というと、「海底2万里」ぐらいしか
思いつきませんね。
タコの方がメジャーなんですかね?
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