2010年9月29日水曜日

スード・ドッグ(Pseudodog)

ゲーム「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズに登場。

放射能に汚染された地帯「ZONE」に出没するオオカミ。
人のような貌を持ち、非常に獰猛である。
同じ祖先を持つブラインドドッグとは友好的である。
しかしイヌ(dog)という名前にもかかわらず、
この生物はオオカミから直接進化したものであり、
森林に住んでいたオオカミ達はZONEの中で
最も危険な変異種の一つの元となったのだ。
野生のオオカミがプードルとは違うのと同じくらい、
スード・ドッグとブラインド・ドッグの間にも違いがある。
この生物たちは自らの領土に乗り込もうと
危険を冒す愚かな者は誰であろうと攻撃し、
自分の縄張りをマーキングし、入念に監視する。
そして稲妻のような反射能力、
異様な素早さ、剃刀のような牙と爪により、
強大な変異生物や十分に武装した人間の手ごわい敵となった。
その気性の荒さや知能の高さから、人に懐くことはないと思われるが
ZONE内で人に飼われている個体がおり、後に子供も生まれた。
また姿はよく似ているが、体毛や能力が違う
より強く放射能の影響を受けて変異したチェルノブイリ・ドッグがいる。

スード(pseudo)とは偽の意味であり、
つまるところ偽の犬であるスードドッグ。
このなんともおっかない顔で追い回されたり、
夜道でバッタリ出くわしたり、遠吠えが聞こえたと思ったら、
いきなり襲われたりと厄介な敵である。
しかもこれの変異種であるチェルノブイリドッグなんて
もっと厄介なのだから、困ったものである。
ちなみに珍しくも、ノアって人に懐いたヤツがおり、
その子どもがなかなか可愛かったりする。

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