2010年1月14日木曜日

チャタリー・ティース

映画「クイックシルバー/恐怖の収集家」に登場。

ゼンマイ仕掛けの歩く歯の玩具。
田舎のドライブインで売られていたもので
この種類の玩具の中では一際大きく、歯が金属でできているが
粗末な扱いで壊れてしまい、ゼンマイを巻いても動かない。
セールスマンのビル・ホーガンが息子のために買ったもので
彼はその帰り道、一人の若いヒッチハイカーを車に乗せるが
ヒッチハイカーは強盗で、ビルを殺そうとする。
ビルは機転を利かし、わざと車を横転させることで
ヒッチハイカーの魔の手から逃れようとするが
彼もまた車から出ることができなくなってしまう。
ヒッチハイカーはその間に意識を取り戻し、彼を殺そうと迫るが
その時、動かないはずのチャタリー・ティースが動き始める。
ビルは破れかぶれで玩具にヒッチハイカーを殺すよう命令する。
ヒッチハイカーは噛まれたフリをして彼を嘲笑う。
その直後、チャタリー・ティースが本当に襲い掛かり、
ヒッチハイカーの体のあらゆるところを噛みつき、
噛み切り、噛み裂き、噛み砕く。ホーガンは気を失った時には
玩具とヒッチハイカーの姿はなく、彼は車の外に出る。
そこにはヒッチハイカーの身体を砂漠へと引っ張る、
チャタリー・ティースの姿が…

スティーヴン・キング原作にて描かれる
奇妙な玩具との遭遇と別れ。
歯の玩具がかぷかぷ噛みついて、指を噛み切るシーンなど
このなんともチープな話が堪らない。
この動く歯の玩具は原作どおりといいたいところだが
原作にはこいつのなんともいえない雰囲気というか
出会った瞬間に醸し出す、只者じゃない雰囲気が少し薄い。
また原作では別れの後の再会が描かれている。

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