2009年4月3日金曜日

ミスト・スパイダー

映画「ミスト」に登場。

霧の中から現われた、蜘蛛のような生物。
サイズは中型犬ぐらから小型犬ぐらいと区々である。
蜘蛛とよく似ているが耳障りな叫び声を上げ、
人間の口と似ている顎を持つなど、従来の蜘蛛とは全く違う。
酸性の糸を剛毛の生えた腹部から噴き出す。
群れを成し、獲物を糸で絡みとり捕食するが、
それとは別に幼生を育てるために捕獲し、生きたまま
数百もの卵を寄生させ、幼生の温床にする。
マーケットにいた人々の何人かは脱出の第一歩として、
重度の火傷を負った青年ジョーを救うべく、近くの薬局で抗生物質を探し、
さらに生存者がいるかどうか調べようとする。しかし、たどり着いた薬局は
蜘蛛のような生物によって、恐ろしい魔窟と化していた。
生存者はいないと思われたが、MPのチャールズが糸に絡み取られていた。
抗生物質も見つけ、MPも助けようとするが、彼の様子がおかしい。
始終「俺たちの所為だ」といいながら体が不自然に蠢きだし、
彼の体から無数の蜘蛛のような生物の幼生が飛び出してきた。
それと同時にどこからともなく蜘蛛のような生物が現われ、
彼らに襲い掛かり、結局、薬局に行った人々のうち
ジョーの弟ボビーを含め二人が犠牲になった。
さらにジョーは治療の甲斐なく、息を引き取る。
マーケット内は不穏な空気に包まれ、カーモディの信者が増え続け、
さらにおぞましい生贄により犠牲者が出た。
ついに業を煮やしたデイヴィッドのグループは
カーモディに阻まれながらも、マーケットの外へと脱出を図るが、
群れとなって現われた蜘蛛に似た生物により脱出の鍵である車まで
生き残れたのはデイヴィッドを含め五人だけだった…
(名前は私がつけた仮称です)

「ミスト」の中では一番グロテスクだと思われるのが
この蜘蛛のような生物。人間の顔に似た頭を持ち、
醜い体に生えた剛毛、おぞましい限りである。

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