2009年2月5日木曜日

T-1000

映画「ターミネーター2」に登場。
 
2029年に「スカイネット」によって開発されたターミネーター。
従来型とは異なる、液体金属製のボディを持つ。
その硬度は基本となる人型を構成する状態から完全な液状、
または鉄並みの硬度を持つ固体状態まで変化することができる。
その性質から、外部からの衝撃によりダメージを負っても、早急に再生が可能。
従来のターミネーターからは考えられないほどの耐久力を持つに至る。
機械的な衝撃による破壊は事実上不可能である。
また、自分とほぼ同じ背丈の物(自分の体積とほぼ同じ物体)に擬態できる能力を持つ。
特に触れて調べた人物になら、どのような姿にでも擬態できる。
コピーした人物は必ず殺すため、その人物と完全に入れ替わることができる
高い隠密性を持ちまた、腕を硬化させて腕を剣のようにし、
武器として扱うこともできる。更には全身を平面化して床などに化ける事も出来る。
しかし火薬やガソリンなどの高エネルギーを発生させる物や
複雑な構造の銃器や自動車など細かい部品を有するものには変身できない。
T-800」と同様に声帯模写も可能であり、姿もコピーできるので
体重以外では全く区別ができない。このモデルには骨格が無く、
CPUや動力源の所在が不明である。それら自体が存在せず、
この液体金属そのものが動作していたのかも知れない。
緊急で開発されたプロトタイプであるためか、若干不安定な性質を持つ。
極めて強い衝撃を一度に受けるか、そこまではいかない程度の
強さの衝撃でも連続的に受けると、形態維持能力が一時的に混乱し、
機能が著しく低下して完全な無防備な状態となる。
この間に全体に強力なエネルギーを浴びせられると破壊されてしまう。
また、基本性質が液体であるため、極低温環境にさらされると凍結してしまう。
「スカイネット」は幼少のジョン・コナーを抹殺すべく、本機体を過去へと送り込んだ。
同じくレジスタンス軍はプログラムを書き換えて人類の味方にした
「T-800」をジョン・コナーの護衛として送り込んだ。
本機体はジョンとサラの命を狙い続けるも、「T-800」に阻まれた挙句
凍結・粉砕・解凍・再生という、スカイネットですらシミュレートしていなかった
過酷な状況にさらされ、擬態能力の一部が機能不全を起こし
その後、サラのショットガンの連発や、「T-800」のグレネードランチャーにより
一時動きが鈍り、バランスを崩して溶鉱炉に転落。銑鉄に溶けてしまう。
その後2032年に「T-X」が開発されたため、生産中止となった模様。
製作そのものが難しかったともされる。
 
無定形な存在、変幻自在、驚くべきアンドロイドであるT-1000。
姿を変えるときの一瞬が、某オ○カー像に似ているように見えるのは筆者だけだろうか?

0 件のコメント: