2010年4月19日月曜日

スカーマン

映画「CUT カット!」に登場。

「熱い血(Hot blood)」というホラー映画に登場する殺人鬼。
ラバーマスクを被り、巨大な鋏を凶器として使う。
架空の存在だったが、フィルムから誕生し、映画に関わる者全てを殺していく。
1985年、ホラー映画「熱い血」の撮影中に殺人事件が発生した。
女性監督ヒラリーがスカーマン役の男優ブラッドによって、舌を切り落とされたのだ。
主演女優ヴァネッサも襲われたが逆にブラッドを撃退、ブラッドは死んだ。
あたかも映画が現実になったかのような惨劇に撮影は中止、フィルムはお蔵入りとなった。
それを完成させようとした監督も収録部分の上映中に何者かによって惨殺され、
さらにプロデューサーは深夜の編集室で感電死した。
血塗られた未完成映画「熱い血」は、いつしか一部のホラー・マニアの間で
“呪いの映画”として語り継がれるようになっていた。
それから12年後、大学の映画学科の女学生ラフィをリーダーとする
映画学科の学生グループが、「熱い血」を完成させることになった。
当時『熱い血』の助監督を務めていた講師ロスマンの反対にもかかわらず、
学生たちは何かに取り憑かれたように忌わしい映画を
完成させることにのめりこんでゆく。
既に他界した「熱い血」のプロデューサーの未亡人マーサも
また得体の知れない不安を感じたものの、スタッフの説得に折れ、
渋々と資金を出すことになり、遂に伝説の映画の製作が再会する。
ラフィはプロデューサーのヘスターと共に、オリジナル版の主演を務め、
今はハリウッド女優として活躍しているヴァネッサの再出演交渉に乗り出した。
やがてヴァネッサが出演を承諾し、12年ぶりに『熱い血』の撮影が再開。
ロケ地には、12年前と同じ場所が選ばれた。
撮影クルーは現場に漂う空気を無視して仕事に取りかかる。
しかし、撮影が始まって間もなく、クルーが次々と行方不明に。
あの殺人鬼が再び撮影現場に現れ、凶器のハサミで撮影クルーを
1人また1人と切り刻んでいたのだ。犯人は予想外の人物だった。
死んだはずの男優がフィルムに怨念として残り、実体化して蘇ったのだ。
超常的存在の前に為す術がないかと思われたが、
フィルムを燃やすことで殺人鬼を倒すことが出来た。
しかしその後、別の場所でオリジナルのフィルムとは
別のフィルムが上映されようとしていた…

真面目に犯人探しなんてのは無駄なんだと実感できる
オーストラリアの映画「カット!」。
なんてたって相手は超常的存在なのだから
謎解きがあるようで全然ないのである。
しかも後半になるとまるで某スプリングウッドのロリコンみたいになってしまう。
挙句、スラッシャー映画の殺人鬼にあるまじき行動を起こしたりと
色々な意味で映画の内容はボロボロである。
しかしボロボロな内容でも、こんな馬鹿げた殺人鬼が私は好きである。

2 件のコメント:

BK さんのコメント...

やっぱり顔と武器が特徴的でかっこいいですね。
ブログ更新もご健在の様子で何よりです。
このブログは本当にネットにとって貴重な存在だと私は思っています。これからも是非続けてもらいたいですね。

腐肉喰らい さんのコメント...

>BKさん
お褒めいただき感謝の極み。
自分が気に入ったものや
他の人が気に入ったものを紹介して
それを知らない人に伝えて
その人たちにも気に入ってもらえると
凄く嬉しいです。
これからも精進いたしますので
どうかよろしくお願いいたします