2009年7月10日金曜日

トリフィド(映画版)

映画「人類SOS!」に登場。

歩く人喰い植物。毒ガスを噴出し、
強靭な蔦で獲物を打ちのめして捕食する。
ある日、地球に激しい流星の雨が降り注ぎ、
その閃光を見た者は盲になった。
またトリフィドという珍しい植物が突然成長を始めた。
しかも、根のような足を地中から引き抜くと
歩き始めたばかりでなく、人間さえも食うのである。
アメリカの船員メイソンは目に繃帯をして
入院中だったので、その難を逃れることができた。
町中は盲人で大混乱、その中で珍しく目の見える
少女スーザンを助けると、街に乗り捨てられた車でロンドンを離れた。
また、人里離れた海岸の灯台で生物学者トムと妻のカレンも
ラジオを通じて、世界のほとんどの者が盲になったこと、
人間を食う植物の出現の噂を聞いていたが、
この奇妙な植物の異常な繁殖力は灯台にまで及び、
幸いにトムの激闘で撃退した。そして研究材料として
彼らを絶滅させる方法を考えた。一方無人のパリを通って
南フランスへ差し掛った2人は広壮な邸宅の
女主人デュランドとその友人のコッカー教授、
その令嬢の、流星を見なかった健全な目を持つ3人に出会い
メイソンの彼らに身の危険を説いたが、
盲人たちを置き去りにできないと同行を断った。
この間にもトリフィドの犠牲を多く出し、
遂にクリスティーンを含めた3人は、アメリカ海軍基地にある
潜水艦の出発に間にあうことができた。
その頃、灯台の2人にも危険は迫っていた。
怪物の激しい一撃でトリフィドは室内に雪崩込み、
トムとカレンは灯台の頂上に追いつめられた。
彼は咄嗟に消火用の海水をかけた。意外なことが起こった。
怪物は溶け始めたのだ。海水でこの恐るべき怪物を殺すことができたのだ。
人類はやっと、トリフィドの脅威から逃れたのだった…

世界には数多くの人喰いの怪物がいたが
最も世界で知られている人喰い植物といえば
トリフィドである。幾分、原作「トリフィド時代」より
グロテスクなど多少の違いがあるが
これはこれで原作にはないおぞましさが出ており、評価に値するだろう。
ちなみに弱点が海水となっているのは映画オリジナルの設定であり
原作は結構暗い終わり方である。
画像はどーも暗所ばかりで全体像が分かりにくかったため
映画ポスターの画像です

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