2009年6月2日火曜日

ジャニター

映画「サイレントヒル」に登場。

目に有刺鉄線を巻きつけられ、ボロボロの黒衣を纏った男の姿をした怪物。
汚い舌を蛇のように震わせながら、腕で這いずって移動する。
裏世界になる前は、有刺鉄線で縛られているだけの
普通の死体であり、無害である。
この怪物が触れた所はたちどころに腐食する上、そこを始点に裏世界が広がる。
さらに腐食が激しいところから大量のクリーパーが出現する。
アレッサに性的暴行をした学校の用務員コリンの末路だと思われ、
またアレッサの忘れられない経験に対する憎しみの表れである。

何かを原作とした映画では、大抵オリジナルキャラクターは「酷い」の
一言で片付けられてしまうものがほとんどだ。
しかし、言おう。このジャニターは「素晴らしい」と。
普通にサイレントヒルの世界にマッチしている辺り
原作が好きな監督クリストフ・ガンズの苦心が窺える。

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