2009年6月1日月曜日

ミュウツー

アニメ「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」に登場。

ポケモン遺伝子研究者達が南米の密林地帯で発掘された
ミュウのまつ毛から得られた遺伝子を元に
人工的に誕生させた「世界最強のポケモン」。
高度な悩みを抱え自問自答し、人間たちへの逆襲を謀る。
幼少時は人間と同様の感情に溢れていたが
その時に、仲良くしてくれた少女アイ(アイツー)と
悲しい別れをした事がきっかけで存在意義や誕生理由に
苦しむようになりそのまま成長。
カプセルから出された時は、暴走して研究所を破壊した後に
ロケット団に軍事利用されるも脱出。
こうした悩みの果てに自分を生み出して利用する
人間に恨みを抱くようになり、人間たちに逆襲しようとする。
個体の能力として、各種超能力(サイコキネシスやテレパシー、テレポート)を
非常に強いレベルで行使でき、テレパシー能力によって
人間とコミュニケーションを行い(これでジョーイを操った)、
サイコキネシス能力によって天候をも自在に操作できる。
また高い知能ゆえに科学、物理学といった人間が生み出した
学問の概念も理解しているらしく、自らポケモンのコピーを
作る装置を作り上げたり、既存のモンスターボールに入った
ポケモンを取り込んでしまう独自の黒いモンスターボールを使い、
自分が人間(ポケモントレーナー)以上の存在であることをアピールしている。
しかしオリジナルとコピーの争いを命を掛けて止めようとしたサトシの姿に、
オリジナルとコピーが涙を流す姿に心打たれ、
普通の命でも造られた命でも『生存』していると実感し、
自ら憎しみを断ち切り、コピーポケモンたちと共にどこかへと去った…

ポケモンの劇場版は意外と重い話。
「ポケモンがいっぱい活躍するだろうなぁ」なんて考えて
観にきた純真な子どもたちの前で
いきなりスクリーンいっぱいに「生とは何か?
存在意義とは?」とくるもんだから
製作者側の底意地の悪さには惜しみない拍手を送りたい(冗談)

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