2009年3月24日火曜日

トミー・コンロン

ドラマ「Xファイル」第196話「モンスター」に登場。
 
想像力豊かな少年。その想像力によって恐ろしい怪物を生みだせる。
産休に入ったスカリーの代理としてXファイル課担当だった
レイラ・ハリソンが「これはXファイルだ」と事件を持ち込む。
彼女が偶然目を通した猫の奇妙な死骸は、自ら体をかきむしる様にして
絶命しており、さらにその猫がいた山荘に住むコンロン少年の母親が
ナイフを腹に16回も刺して自殺を遂げたことを知り、それで興味を覚えたのだ。
ドゲット、モニカ、レイラの三人でとある雪山の山荘に向かうことに。
そこでトミー少年は夜ごと謎の生物に襲われていた。
しかし彼の父親はそれをひた隠しにしていた。ドゲットたちも謎の生物を目撃し、
射殺するが生物は分裂して逃走。ドゲットたちの車がお釈迦になり、
雪山から降りることができなくなってしまった。一方スカリーは猫の解剖をし、
猫は自分の腹を噛み千切って死んでいたことから
なんらかの寄生虫が潜んでいるのかと思ったが、腹の中は空っぽだった。
猫の不可解な死に疑問を持ち、連絡のとれないドゲットたちの下へ急ぐ。
ドゲットは父親に何を隠しているのか問い詰めた。そして父親は真実を告げる。
トミーは想像力が豊かでどういうわけか想像しただけで怪物を生み出せたのだ。
今度はモニカの腹に怪物が入り込み、ドゲットは怪物に囚われ、
レイラは両目から血が流れはじめる。トミーの父親は息子を手にかけようとするが、
ドゲットに止められる。ドゲットはこれは全て幻であり、彼は幻を信じていないので
生還できたのだ。ドゲットは一計を案じ、トミーの父親やモニカとレイラを
車に残し、山荘の中へガソリンを持っていく。トミーの前でそこら中に
ガソリンを撒き火をつける。家を飲み込む炎を見て、トミーは気を失う。
それによりモニカとレイラは元に戻った。その頃、スカリーが到着し
山荘に入ると気絶したトミーをドゲットが抱えていた。
ドゲットはトミーの想像力を利用し、ガソリンタンクに入った水を撒いて
火をつけ彼に幻の炎を見させたのだ。トミーはその後、精神科の治療を
受けることになり「想像力を破壊する」治療を受けている。
トミーの父親が見舞いに行くと、そこでトミーはTV漬けになっていた…
 
「TVは想像力を奪う」という皮肉なラストを描いたこの回。
驚くべき「イドの怪物」の襲撃を描き、今回ドゲット捜査官は想像力がないゆえに
解決の糸口へ繋がるわけですが、別に褒められたことじゃないよな。

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