2009年3月18日水曜日

吸血鬼ノスフェラトゥ

映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」に登場。
 
本名オルロック伯爵。著名な歴史家カバリアスの日記によれば
ノスフェラトウとは血、つまり不死の意、1838年、ブ
レーメンにペストを持ち込んだと言われる人物のこと。
変わり者のレンフィールド社長に呼ばれ、ブレーメンに家を持ちたいという
オルロック伯の依頼でトランシルヴァニアに赴くヨナソンは、
途中食事に立ち寄った宿屋で夜発つのを止められる。
魔物を彼らは恐れているのだ。そして、伯爵の城もまだ見えぬのに
馬車を降ろされた彼に迎えの馬車が。待ち受ける伯爵その人は
長釘のように痩せ、不気味に爪を伸ばし、頭に毛がなく、
顔つきはまるでネズミのようだった。食事の席でパン切りナイフで
怪我をしたヨナソンの指先の血を凝視する伯爵。
ヨナソンはその夜、首筋を噛まれ、その血を試飲されるが、
翌晩は妻ニーナの霊感で、拒絶の叫びが届いて救われる。
が、彼は自室に幽閉となり、その間に伯爵は自ら棺ごと馬車に乗り、
港から船に乗った。一方のヨナソンは脱走を図って昏倒し、
農家の世話になって出遅れる。船中では乗組員が次々ペストに倒れる。
棺の割れ目から覗く沢山の鼠。そして、伯爵の上陸と共に
ブレーメンを伝染病が席巻。錯乱して牢中にあったレンフィールドは
“御主人”の到来と共に驚喜する。ヨナソンは陸路を急ぎ愛妻のもとに
駆けつけるが、その時、ニーナは一滴も残さず自身の血を吸血鬼に与えることで、
町を救おうとしていた。彼女の血を味わうのに朝が来るのも忘れ、
伯爵は日の出と共に灰となった…
 
ドラキュラはエレガントで男前なんて誰が言った?映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」。
個人的にドラキュラよりもオルロックヴァンパイアよりもノスフェラトゥな私。
まぁ決してルゴシやリーのドラキュラが嫌いじゃないが、
なんと言ったって夜会服着た優男よりもこっちのオドロオドロしい醜男の方が
ホラーとしては好感がもてるというのものだ。

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