2009年3月15日日曜日

キャプテン・スポールディング

映画「マーダーライド・ショー」「デビルズ・リジェクト」に登場。

本名ジョニー・リー・ジョン。テキサス州ラグスヴィル近郊の見世物小屋
「キャプテン・スポールディングのバケモノ博物館」を営むピエロの男。
また、フライドチキン店とガソリンスタンドも経営している。
1918年4月13日、テキサス州ラグスヴィルで生まれの孤児で
幼少の頃の多くをラグスヴィル郡の救貧院で暮らし、後に黒人家族に引き取られる。
彼はすぐに義兄弟であるチャーリーと親しくなり、この頃から
道化師や暴力的なモノに惹かれ始める。成人すると彼は
道化師「ミスター・ディン・ドン・ボボ」として殺人を行う。
後に彼の犯行がバレそうになったとき、チャーリーの機転により
自分が殺した男に全ての責任をなすりつけ、
その男の名前「ジェームズ・カッター」と名乗るようになる。
1947年の秋にイブ・ウィルソン(後のマザー・ファイアフライ)と出会い
自身が営む見世物小屋及びフライドチキン店とガソリンスタンドで同居し始める。
このときマザー・ファイアフライには既に2人の子どもルーファスとタイニーがおり
さらに彼との間にヴェラ・エレン(後のベイビー)を儲け、彼は家族全員を養っていく。
1965年の夏、オーティス・B・ドリフトウッドと出会い、すぐに親しくなると
オーティスも家族の一員とする。二人はお互いを良き家族として認め、
また家族の利権で喧嘩するライバルとして認め合った。
オーティスの案により、家族はマルクス兄弟の映画作品から
自分たちの偽名を取ることとなり彼は以後、
キャプテン・スポールディングと名乗るようになる。
何時からかはわからないが、グランパ・ヒューゴや
恐ろしい殺人医ドクターサタンとも暮らすようになる。
その後も殺人を繰り返し、自身の見世物小屋を訪れた客に
猟奇殺人鬼ドクターサタンの伝説を語り、彼の墓までの道のりを教えてくれるが
その先にはファイアフライの住居があり、彼はそうやって犠牲者を引き込んでいる。
その犠牲者数は1000人も及ぶとも言われ、
だがその凶行も兄を殺され復讐に燃え狂うワイデル保安官率いる
警察隊によって終わりを迎える。家を包囲され逃走し、
親友のチャーリーの売春宿に逃げ込むが
チャーリーに裏切られ、ワイデル保安官に捕らえられる。
ワイデル保安官に拷問され、家ごと燃やされそうになるが
息子のタイニーに助けられ難を逃れるも、警官隊に道路を封鎖され
警官隊と銃撃戦になり家族と共にその禍々しい人生を終えた。
(名前の由来は映画「けだもの組合」でグルーチョが演じたキャラクター)
 
みんな大好きピエロ。しかしこの小汚く恐ろしいピエロ連続殺人一家の長である!
ロブ・ゾンビ監督により描かれた「マーダーライド・ショー」作品に登場する
彼はホラー映画好きなら一度は考えるネタ70年代
さらに自身の音楽性と合わせて昇華し、一作目と二作目は
まったく違う人物(映画も)として出来上がった。
どーみても最低な人間だが、二作目を見ると少し同情しそうになる変わった人物。

0 件のコメント: