2009年2月5日木曜日

クモ男

映画「クモ男の復讐」に登場。
 
内気な性格で、アメコミのヒーローに憧れている警備員のクエンティン。
ある日、彼は勤め先の生化学研究所で憧れのスーパーヒーローになりたくて、
遺伝子操作されたクモの体液を注入してしまう。
その後、彼の身体に異変が起こり
初めはその強靭さを好きな女性に見せつけ楽しんでいたものの、
体から剛毛が生え、クモの足が生え始めたころから、
彼の中でクモ本来の生態が芽生え始めてしまう。
次第に自分を抑制できなくなり、遂には人を殺してしまう・・・・
 
ロジャー・コーマンと並ぶB級映画の帝王サミュエル・Z・アーコフ製作総指揮。
特殊メイク担当は鬼才スタン・ウィンストン
この二人が映画を製作している時点で
もはや私の大好物がいっぱい詰まっていることが明白な映画「クモ男の復讐」。
最近やたらと「スパイディ!」とか「スパイダーマッ!」とか言うてる奴が
多いが東映版とか三部作とか観ないで、こっちを見なさい。
正直サム・ライミもこっちを製作すべきだったのでは?と思うよ。
所謂便乗作品ではあるが、プロットとしてはコッチの方が断然面白い。
ヒーローにあこがれる男の悲劇。「ザ・フライ」と似ているが
やっぱり泣けてくるよこれ。この映画を観た後は、
ヒーロー映画を観るときにヒーローになりそこねた男がいたということを
思い出さなきゃいかんと私は思う。

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