2009年2月11日水曜日

藤丸(富士丸)

映画「地獄の警備員」に登場。
 
急成長を遂げた総合商社・曙商事に派遣された元力士の巨漢の警備員。
現役時には「富士ノ丸」と呼ばれており、兄弟子とその愛人を殺害しながらも
精神鑑定の結果、無罪となった過去がある。
彼が曙商事に派遣されたとき、同じように絵画取引のために新設された
12課に配属された元学芸員の成島秋子に好意を抱く。 深い理由もなく
先輩の警備員・白井を警備控え室のロッカーの中に押し込み殺害。
同じ警備員である間宮は白井に借金をしていたため、
彼の凶行に恐れを抱きながらも精神的に支配される。
彼はビルの地下深くに住み着き、警備室の管理ノートから盗んだ秋子の写真を飾り、
彼女が落としたイヤリングを自分の片耳につけビル内を闊歩する。
12課の久留米課長に恨みをもつ間宮は、富士丸に久留米への報復を依頼し
間宮は「半殺しで良い」というが、目の前で久留米を嬲り殺しにする。
彼の狂気を利用したつもりだった 間宮だったが、更に翌日何も関係のない
電気工事の女作業員を殺害するに及んで、自分の手に負えるものでないことを悟るが
逃げ出した間宮は、動力室の壁面に何度もたたきつけられ死亡した。
残業時間に入り、間宮の死体が12課の人間に見つかり
その殺意を残業中の12課の社員全員に向ける。電源を落とされ外部への
通路全てを遮断され、脱出不能の迷宮へと変わったビルで
彼の狂気は留まることを知らず、飽くなき殺戮を繰り返す。
その後彼の狂気に立ち向かった秋子の前で彼は生命を断った。
 
理解不能、共感不能、第何弾になるのかさっぱりわからんが
彼の狂気は全く理解できない。「ランボー」のようにトラウマ故の犯行ではなく
秋子のことを愛してたか故かと思えば違う(彼女をためらわず殺害しようとする)
動機は何かと聞けば「わからない」というんだから余計にわからん
その狂気は「石松陸夫」や「ジョン・ライダー」のそれに思えるが
「石松」みたいに異質な暴力の存在ではあるが、「石松」にあった
幾分の感情が一切感じられない。「ジョン・ライダー」のように
己の死を求める」わけではなく結果的に死を選んだ。
何より目が死んでる。孤独を感じているようで「俺のことを覚えてろ」や
俺の事わかる奴、よく聞け」「わかる奴聞け、俺の事を」と言うがわかりません><
超人的バカ力もさることながら、その頭の中も一般人には到底わからん超人的な男でした。

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