映画「激突!」に登場。
薄汚れた大型タンクローリー。車種は「ピータービルト351」。
平凡なセールスマン、デイヴィッド・マンがハイウェイで追い抜いたことを機に
執拗にデイヴィッドをつけ狙う。
最期まで運転手の姿は見えず、見えても先の尖ったブーツを履いた足や
腕などの部分的にだけである。それ故に得たいが知れず、不気味である。
デイヴィッドの罠にかかり彼の車ごと、断崖から落ちた。
スピルバーグの「ジョーズ」の恐怖はここから始まった!といっても過言ではなく
劇中の映像表現も「ジョーズ」のそれと似ている。
まぁそんなことはどうでもいい。本編はまるごとトラックとの追いかけっこに費やされる
映画なんだが、なんといっても運転手の得体の知れなさ、
巨大な機械の塊たるトラックの、後ろから来る圧迫感。
息詰まるようなそれらが絶妙にマッチして、この怪物は襲い来る。
まさにこれ、モンスターの鑑なり。
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