2024年10月10日木曜日

サンタクロース


映画「バイオレント・ナイト」に登場。

クリスマスイヴの夜に、酒場で飲んだくれるサンタ姿の老人。
実は正真正銘のサンタクロースである。
オモチャが欲しい、ゲームが欲しい、金が欲しいと
年々物を欲しがるだけで、クリスマスの奇跡を信じなくなった子どもたちに
愛想を尽かしており、今年で引退を考えながらプレゼントを配っていたのだ。
かつてサンタになる前は人間であり、人々から恐れられた凶悪なヴァイキング。
人間時代の名前は「赤いニコムンド」。愛用の大槌「脳天潰し(クラッシャー)」で、
相手の頭をかち割るのが得意だった。今では人間的にだいぶ丸くなり、
妻とは仲睦まじく、1100年連れ添った仲である。
酒場で飲みすぎた後、空飛ぶソリから吐瀉物をまき散らし、プレゼント配りを再開する。
大富豪であるライトストーン家の屋敷に舞い降りたサンタ。
プレゼント配りのささやかな報酬としてクッキーやミルク、酒などを摘まみ食いしつつ、
のんびり仕事を終えようとした。しかしそこへ武装した強盗団が現れ、屋敷を掌握。
強盗たちの目的は屋敷の地下金庫に隠された3億ドル。ライトストーン家の人々は囚われてしまう。
使用人を殺す際の銃声に驚き、屋根からソリごと飛び去ってしまうトナカイたち。
立ち去る手段を失ったサンタは、仕方なく襲い掛かる強盗一人を叩きのめす。
強盗が持っていた無線を奪い、どうするか思案に暮れるサンタ。
偶然にもライトストーン家で一番幼い娘トルーディと通信が繋がった。
トルーディは昨今では珍しい純粋にサンタを信じる良い子であり、
サンタは彼女のために強盗たちと対峙すること決断する。
持ち前の驚異的な戦闘力で強盗たちを一人一人片付けていく。
そしてライトストーン家の活躍もあり、無事強盗たちを壊滅させた。
自身を最後まで信じてくれたトルーディに感謝を告げ、
クリスマスの奇跡を信じようとしてくれたライトストーン家の人々を見直した。
そして自分の使命と最近の人々も満更でないことを再認識したサンタは、
置き去りにしていった薄情なトナカイたちを許しつつ、
世界中の子どもたちへプレゼントを配りに、夜空へと飛び立っていった…

サイレントナイト♪ホーリーナイト♪バイオレントナイト♪
映画「バイオレント・ナイト」を一言で説明するなら
サンタ風ダイ・ハード」と言えるだろう。
実際に作中で「ダイ・ハード」が言及される一幕がある。
後はひたすらにヴァイキングなサンタによるバイオレンスアクションが炸裂!
ついでにトルーディちゃんのホームアローン風のトラップも爆裂!
頭と言わず体と言わず、いろんな部分がエグい描写がたっぷり。
もちろん「赤いニコムンド」のキャラも濃く、何より同じ北欧が出自である
ヴァイキングとサンタクロースを合わせるとは、目から鱗である。

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