2013年6月23日日曜日

ヨットナール

映画「トロール・ハンター」に登場。

体長60メートルに達する最大のトロール。
尻尾も非常に大きく、全身が毛に覆われている。
その巨大さから、頭部の周辺には植物まで生えている。
伝染病に感染しており、他のトロールたちが感染し逃げ出したのも
このトロールに襲われたことが原因である。
カッレを失い、悲しみに包まれるトマスとヨハンナ。
ハンスは撮影を続けるかどうか問うと、カッレのためにも続けるという。
後日、新しい女性カメラマンを呼び出した三人。
女性はマリカといい、ハンスは宗派は何かと問うと、イスラムと答えた。
イスラムが襲われるかどうかハンスはわからないというが、三人はマリカを迎えた。
伝染病を撒き散らしているトロールがいると踏んだハンスだが、痕跡は掴めず、
一方トマスは微熱と悪寒、気分の悪さを感じていたが、撮影のため診療せずに黙っていた。
現状を飲みこめないマリカを引き連れて、ハンスたちは山奥へと向かう。
ジープの車体にスパイクを付け、強力な紫外線ライトを積んだ特製の車が山を駆ける。
一切の痕跡を残さず、姿を見せないトロールに心当たりがあったのだ。
夜になり、吹雪から逃れるために山小屋で休息をとることに。
トマスの体調は悪くなる一方で、しかし小屋から出ることも出来ず、夜が過ぎていく。
ここで一本の電話が入る。電話の主は獣医であり、トロールの血液検査の結果を告げる。
トロールは狂犬病にかかっており、非常に危険な状態であると知る。
トマスの体調の悪化の原因は狂犬病であり、彼は一度リングル・フィンチに襲われており、
肩を噛まれたときに感染したのだ。このままではトマスの命にかかわると一行は騒然となる。
そのとき大地に響く音が一行の気を引く。一定のリズムを刻む音の後、轟く鳴き声。
遂に件のトロールが現れたのだ。ハンスは目の色を変えて、外へ飛び出す。
地震のように大地を震わす巨大な足音を響かせるトロール、ヨットナール。
山よりも大きいヨットナールの姿に驚愕するトマス、ヨハンナ、マリカ。
ジープに積んだスピーカーから讃美歌を流して、一人でヨットナールの下へと向かうハンス。
ヨットナールに紫外線ライトを浴びせるが、その巨体を簡単に倒せるほどの出力がなく、
バッテリー切れから三人の方へ戻ってくる。一行がジープで走り出すとヨットナールが追いかけてくる。
しつこく追跡するヨットナールを尻目に、一行のジープは距離を引き離していく。
しかし行く手の道に人影が。たまたま居合わせた地質学者の男だ。
一行は助けるために車を止めてしまい、その間にヨットナールが追いつく。
ハンスは車上に積んだ紫外線ライトをヨットナールに浴びせ、相手が怯んだ隙に車を走らせる。
だがヨットナールの歩幅が大きく、車は弾き飛ばされてしまう。
横転した車から出るトマス、ヨハンナ、そしてマリカと地質学者。
ヨットナールの叫び声が響き渡る。ハンス曰く、弱ってるのでトドメを刺すという。
4人を置いて、一人で歩いてくハンスの手には照明装置ではなく、発射機のようなものが握られていた。
叫ぶヨットナールの足元に立つハンス。ヨットナールはそれに気付くと、大きく吠えた。
それが最期だった。ハンスから放たれた強力な照明弾がヨットナールの体を貫き、
内部で炸裂する紫外線がヨットナールの全身を石に変え、そして瞬く間に砕けて崩れ落ちた…

進撃のトロール映画「トロール・ハンター」。
最後の締めに登場するのが、このヨットナール。
この名前は北欧の巨人ヨトゥンに由来するようで、
確かに巨人といっても、差し支えない大きさだ。
その巨体を支える食生活は不明だが、少なくとも牛は食べるようで
ハンス曰く、「テリトリーには牛を放している」んだそうだ。
トロールたちが管理されたテリトリーから脱走したのはコイツが元凶のようで
なんかの拍子に狂犬病に感染。他のトロールを襲って感染させ、逃げ出したようだ。
降って湧いた狂犬病はともかく、こんなデカブツに襲われて生き残るトロールたちも凄い。
というか、明らかにこの大きさだと他のトロールたちを喰いそうに見える
最後はハンスによって石と化し、その巨体さ故に石になった直後にバラバラに砕けた。
余談だが、その巨体を弱点である太陽から隠す場所がちゃんとあるのだろうか?

0 件のコメント: