物体X（ザ・シング）または“それ”(リメイク版)

映画「遊星からの物体Ｘ」に登場。
　
南極の雪原の10万年前と推測される地下の氷の層にあった
「地球のものではない飛行艇」らしきものの中にいた存在。
10万年前に宇宙のどこかからやって来た生物らしく、南極に飛来したときに
何らかの理由で飛行艇が地中深くに埋まり、その中で冬眠し続けていた。

しかし、ノルウェー基地の隊員たちにより飛行艇が掘り出さたことにより目覚めた。
“それ”は取り込んだ生物と同化し増殖し擬態することができ、
計算では2万7000時間で全ての人類に“それ”が取り憑くことができる。
地下層から発掘後、ノルウェー基地をほぼ掌握。
何人かのノルウェー人は自殺、逆に“それ”を焼き殺すことに成功し、
唯一生き残った隊員は犬に擬態した“それ”を殺そうと、アメリカ基地まで
追いかけたが勘違いによりアメリカ基地のギャリー隊長に射殺される。
真相を究明するため、ノルウェー基地に向かうアメリカ人たち。
そこで見たものは何かに脅えて自殺して凍りついた男の死体、
そして焼け爛れ顔が二つに分離したおぞましい焼死体。
調査後、資料として記録フィルムと焼死体を持ち帰る。
やがて犬小屋に入れられていた“それ”が姿を現し、
アメリカ人たちは“それ”を火炎放射器で焼き殺した。
“それ”が犬小屋に入る前、基地内をうろついていたことから
誰かが“それ”に取り憑かれているのではと隊員たちは疑心暗鬼に囚われる…
　
初めて「遊星からの〜」を観たとき、ロブ・ボッティンの造形した
“それ”が怖すぎて「なんでこんな物を親父は見せるんだろう？」と
親父の正気を疑ったが今では当時の自分の正気を疑っている。
現代でも通じるその怖さ、名作である。

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