2016年2月17日水曜日

楔のデーモン

ゲーム「ダークソウル」に登場。

顔の無い石の魔物。片足がないため緩慢とした動きをしているが
巨体に似合わない異常な跳躍力と手に持つ刺又と長い尻尾による薙ぎ払いは
非常に攻撃範囲が広く、背後に回るのも危険である。
また刺又から電撃を放つこともあり、遠距離にいても油断ならない。
この魔物は名もなき鍛治の神が死して後、幾つかの原盤から生まれた存在である。
原盤とは楔石の原盤のことを指し、装備を鍛えるための素材「楔石」の元々の姿であり、
ロードランでは欠片、大欠片、塊など、原盤から欠けたものが発見されている。
また通常のものとは違う緑楔、青楔、赤楔、白楔、光る楔石、デーモンの楔の6種類が存在している。
伝承では名も無き鍛治の神が持つものとされ、神の遺物である原盤は
選ばれた神の武器を鍛えるためのものであるとされる。
これで鍛えられた武器は数少ない伝説の武器に並び称される。
この魔物たちはいまだ楔の力を帯びており、ロードランの地をさまよっている。
これを倒すことで「デーモンの楔」と「くさびの刺又」が手に入る。
「デーモンの楔」は特別なソウルから生まれた武器を強化できる。
また彼らの持つ「くさびの刺又」は原盤の魔力の残滓なのか
元より魔法の力を帯びた武器の1つである。

ゲーム「ダークソウル」には神と呼ばれる存在がいる。
グウィンを長とした種族である彼らはゲーム本編に姿を現すことは無く、
関連したアイテムなどに名前や存在を仄めかす程度の者たちが大半である。
その中でこれだという名前がない神、その一人が鍛治の神である。
ゲームで多数手に入る楔石に度々、言及される鍛治の神だが
どんな姿、性格、信奉者にどんな恩恵を齎すのかもわからない謎の神である。
デーモンの楔の説明文には「名もなき神が死して後~」とあるため
既に死んでしまっていることしかわからない。
話は代わって、この魔物について。死んだ神の残した原盤から生まれたとある様に
片や人工的、片や自然的という違いはあれど、本編における“鐘のガーゴイル”と
同じ一種の魔法生物であると考えられる。死して尚影響力あるものを作るのは
さすがは神様である。しかし敵としては厄介極まりないものであり、
遠距離武器でチクチクやる分には問題ないが、近接武器ではとてもじゃないが
序盤で手を出すのは、無謀と考えた方が良いだろう。
だが、倒して手に入るデーモンの楔はソウルで作った武器を鍛える欠かせない素材なため
旨みがないわけではなく、腕に自信があれば手を出すのも一興だろう。

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