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拡散の先兵

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ゲーム「 Demon's Souls 」に登場。 色の無い濃霧が現れてから先駆けて出現したデーモン。 ゆえに「拡散の先兵」と言う名がついた、悪魔のような姿の魔物。 その剛腕から繰り出される大斧で、相手を叩き潰そうとする。 また背中に生えた羽根で少しの間だけ宙に浮くこともでき、その巨体で押し潰そうとしてくる。 先兵だけあってか、デーモンの中では珍しく同一の姿をしたものがいる。 デーモンとは楔の神殿の深奥に眠っていた古の獣が目覚めたことにより生じた色の無い濃霧から現れた凶悪な怪物。 全ての生き物が持っているソウル(魂)を喰らう存在であり、異形のものもいれば、 人の姿を象ったものも存在する。中には人間からデーモンに堕ちた者もいるという。 デーモンにソウルを奪われた人間は正気を失い、ソウルを求めて他者のソウルを奪おうとする。 デーモンは奪ったソウルを体内に溜め込んでおり、デーモンのソウル、すなわちデモンズソウルは 尋常のソウルとは比べものにならず、手にすれば人外の力をもたらすという。 このデーモンから得られる「灰色のデモンズソウル」からは「ドーザーアクス」という 人間をひとたまりもなくすり潰す、巨大な大斧を生み出すことができる。 フロムソフトウェア製作「 デモンズソウル 」。 過酷なステージを巡り、デーモンを倒すことが目的のゲームである本作。 そのチュートリアルで相手をするのがこのデーモン。 デーモンの中では基本的に弱い部類なのだが、 これといった準備もできないプレイヤーを大斧の一振りで 楔の神殿へと 熨斗つけて送ってくれる 、憎い奴である。 その後は嵐の祭祀場というステージで一匹だけ、ポツーンとおり、 装備が整ったプレイヤーらによってボコボコにされるのは恒例といっていいだろう。 ちなみにチュートリアルのコイツは倒すことが可能。ただし・・・・ [続きを読む]

権藤 吾郎(ごんどう ごろう)

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映画「 ゴジラvsビオランテ 」に登場。 陸上自衛隊に所属する叩き上げの一佐。 自衛隊陸幕調査部から国土庁特殊災害研究会議に出向していた。 事態を他人事のようにとらえた不謹慎かつ呑気な発言が目立つが、 冷静な判断力と高い行動力を持つベテラン自衛官。 ゴジラに対して有効打になりえる、抗核バクテリア(略称ANEB)が 米国のバイオメジャーによって奪われ、取引としてゴジラ細胞を要求。 研究者である桐島と権藤が引き渡しに応じるが、謎の男によりバイオメジャーのエージェントが殺されてしまう。 男の正体はサラジア共和国のサラジア・オイル・コーポレーションの工作員であり、 二人の前でANEBをも奪っていった。その後サラジアのアジトが大阪にあることを知り、 権藤と桐島の二人によって無事奪還。損傷したスーパーX2の捨て身の一撃により、 ゴジラに一瞬の隙を作り出し、権藤が率いる特殊部隊がこれに乗じて ANEB弾をゴジラに撃ちこむ作戦を決行する。無事ANEB弾の撃ちこみを完了し、 あとは脱出のみと思われたが、権藤一佐のみANEB弾の再装填を始める。 彼が潜伏するツイン21にはゴジラが接近していたのだ。部下からの警告を無視しながら 装填を続ける権藤一佐に、怒りの咆哮を上げるゴジラ。 その口腔に、ANEB弾が発射された。苦しそうに唸るゴジラを尻目に余裕の笑みすら 浮かべながらゴジラに啖呵を切る。次弾を発射しようとするが直後、 ゴジラの攻撃を受けてツイン21は倒壊。単身怪獣に挑んだ男の姿は瓦礫の中へと消えていった・・・・・ 「 薬は注射より飲むのにかぎるぜ。ゴジラさぁん! 」 平成「ゴジラ」シリーズの中でも、権藤一佐のような人物は珍しい。 たった一人でゴジラと対等に渡り合い、軍人として任務を遂行し 散り際でもゴジラ相手に悪態をつける男。ストーリー上、なくてはならない人物ではないのに この圧倒的な存在感は歴代「ゴジラ」シリーズ中でも遜色ない英傑と言えるだろう。 後に彼の妹、親友もゴジラに関わっていく辺り、ゴジラシリーズの中でも破格の扱いといえるだろう。 [続きを読む]

クロノス

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映画「 クロノス 」に登場。 16世紀の錬金術師ウベルト・フルカネリが不老不死への鍵として造り出した、 不思議な純金製の機械。その実態は不老不死を実現する代わりに、 人を人ならぬ者へと変容させる生ける機械であり、機械仕掛けの吸血鬼。 ある日、骨董商のヘススは天使像に封印されていたクロノスを偶然発見。 そうとは知らずにクロノスを動かしてしまい、ぜんまい仕掛けの小さなその機械に 謎の液体を注入されてしまう。それ以来ヘススの身体に異変が現れた。 若返った気分になり、妻メルセデスへの忘れていた情熱が甦る。 そして癒されないのどの渇き、血を飲みたいという欲望。 ヘススはしだいにクロノスの虜となる。夜な夜な禁じられた機械に血を吸わせる ヘススを心配した孫娘のアウロラはクロノスを隠し、ヘススはアウロラの思いやりに胸をうたれる。 しかしクロノスの不老不死の力を狙う富豪ディーター・デ・ラ・ガーディアは 乱暴者の甥エンジェルに命じてヘススを襲わせる。甥は勢い余ってヘススを殺してしまうが、 クロノスによってすでに人間ではない存在になっていたヘススは甦った。 怪物じみた己の姿におののきながらも富豪と甥を殺し、その血を啜る。 身も心も怪物になりかけた彼を救ったのは普段は無口なアウロラが言った 「おじいちゃん」の一言だった。我に返ったヘススはクロノスを叩き壊す。 それは彼が不死の力を自ら手放すことを意味していた。 窓から差し込む陽の光の中、家のベッドに横たわるヘススを抱きしめる メルセデスとアウロラの姿があった・・・ 映画「 クロノス 」は不運にも吸血鬼を作り出す呪われた品を手に入れてしまった 老人の悲しい物語だ。燃え上がる情熱を失わないように生き血を啜る老人、 異形に成り果て、もはやこの身に救いなしと思われた。それを助けたのは孫娘の一言だった。 内容はさておき、問題のクロノス。これが筆者にとって映画に登場するアイテムの中でも 結構お気に入り。最初は謎の文様が彫られた金細工だが、動き始めるとまるで虫のような針で 皮膚を突き刺し、拘束したまま秘薬を注入していく。 「 ヘルレイザー 」のパズルボックス然り、「 13ゴースト 」のサイラスの屋敷然り、 精緻さと陰惨さ、そして機械としての精巧な動きが筆者の心をつかむ。 正直、現実に存在し...

ケンフィス

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ゲーム「 ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 」に登場。 有名な生物学者であり遺伝学者のロイ・キュリアンが 生物の生と死の研究で作り出したゾンビの一体。 犬型のゾンビであり、背中には翼があるが飛ぶことは出来ない。 本来は飛ぶことを目的としたが、失敗したらしい。 事実上の失敗作だが、キュリアン邸の番犬として庭に放たれている。 攻撃は噛み付きだけだが、軽い身のこなしから撃ちにくい相手。 飛べない犬はただの犬だ。そんな犬ゾンビ・ケンフィス。 失敗作の烙印を押されているが、その実、意外と倒しにくい。 妙にヒョコヒョコ跳ねるような動きが非常に撃ちにくい。 Dr.キュリアンはこいつの機動性を理解してて庭に放ったのだろうか? [続きを読む]

ツンドラの帝王

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アニメ「 ルパン三世 ロシアより愛をこめて 」に登場。 旧ソビエト連邦陸軍が保有していた大型輸送機。 正式名称は「スーパーコンボイST601型機」であり、「ツンドラの帝王」は通称。 ソビエト崩壊の際に、裏社会へと横流しされており、その一つをラスプートンが買い取ったもの。 機体前部と後部にハッチがあり、内部には500トン分の金塊を運べる貨物室がある。 ラスプートンの目的はロシア革命にて流出した、ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世が 所有していた1240トンの金塊の一部である、500トンの金塊であり、 それを所有するマフィアのカルシオーネをインチキ予言で騙して金塊を奪おうと画策するが、 先にルパンたちの手に渡ってしまう。そこで金塊を輸送機で建物ごと釣り上げて、 強奪するという常識外れな方法でルパンたちから奪い取っていった。 しかし奪い返しに来たルパンたちによって、飛行しながら前部ハッチで 金塊を掬い上げるという、さらに奇想天外な方法で利用され、金塊を奪われる。 その後、ルパンとの戦いに敗れたラスプートンが貨物室内で焼身自殺を図り、 所有者と運命を共にし、金塊と共に燃え尽きるのであった。 筆者が初めて「 ツンデレ 」という言葉を聞いたときに初めに浮かんだのは 大空を轟音と共に飛行する、超巨大な輸送機の姿だった! TVスペシャル「 ルパン三世 ロシアより愛をこめて 」は今でも好きな作品の一本で、 ここで登場したこの大型輸送機の衝撃的な活用方が、建物まるごと金塊を奪うというもので、 さらにこれに目をつけたルパンが輸送機のハッチをまるで口で金塊を食べるように 奪い取るというんだから、輸送機の万能性(?)に驚いた驚いた。 本作のみの登場だが、そのド派手な演出は未だに筆者の心に残っている。 [続きを読む]

食人大統領アミン

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映画「 アフリカ残酷物語 食人大統領アミン 」に登場。 1971年1月25日、イディ・アミンは軍事クーデターを起こし、 ミルトン・オボテを大統領の座から引きずり降ろすことに成功した。 この政権交代によってウガンダ国内にも将来ヘの期待感が高まった。 左翼思想を持つオボテに不信感を抱いていた人々の間では、なおさらだ。 しかしアミンは世界でも有数の悪名高き独裁者と化した。 彼はケニアがイギリス統治下にあった頃、英国王室付きのアフリカ・ライフル銃隊に所属していたが、 植民地政策に抵抗する民衆の殺害を実行した張本人だった。 ウガンダ国民のアミンに対する期待は裏切られていった。 彼は反抗分子を容赦なく投獄した上、裁判もせずに処刑していく。 また彼は処女をレイプし、黒人と白人の女性と3Pを夜毎くり返すだけでなく、 人肉も食べる野蛮人だったのだ。アミンは、キリスト教会がウガンダを回教国に 改宗しようとする計画を脅かす存在だったことから、同教会への弾圧を開始。 英国教会大司教ルウムを逮捕し、自動車事故に見せかけて殺害した。 その他にも、白人ジャーナリスト、アジア人、学生、公務員、政治家などの国外追放を推し進めた。 そんな状況下で起きたエンテベ空港事件は、アミンの政治生命の一つの転機となった。 タンザニア軍と反アミン勢力(ウガンダ解放国民戦線)が連合し、 アミン打倒の戦いののろしを上げたのである。大統領の座にあること8年、 血と残虐に彩られたアミン政権も、壮絶な戦いの未、連合軍によって遂に最期の時を迎えた。 ウガンダで、とある男が大統領に就任した。民衆からの絶大な支持を受けたが、 男は外国人を国外追放して経済を傾けた上、気に食わない者を片っ端から処刑するetc. あまりの横暴に諸外国から敵対視、ウガンダの外交的孤立を招いてしまった。 その男の名はイディ・アミン。その暴政から「人食い大統領」の渾名をつけられた男だ。 これはそんなアミンが行った暴政の数々と、彼が戦争に敗れて国外逃亡するまでの 様子を事実に基づいて再現した映画である。と、ここまで真面目に語ったものの、 つまるところこの映画は「アミン大統領、大暴れの巻」であり、 アミン大統領の残虐動画なのだが、上記通りアミンの恐ろしさを伝えようとしたものであり、 かなり残虐な話。...

アサギ

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ドラマ「 学校の怪談 春の呪いスペシャル 」 第二話「 アサギの呪い 」に登場。 無残な最期を遂げた生徒。生前は暗い性格で友達が少なく、 他の女子によくイジメられていたという。 夏休みが始まる前日に他の女子達に悪ふざけで地下室へ閉じ込められ、 閉じ込めた側がそのことをすっかり忘れてしまい、 一ヵ月以上、閉じ込められため彼女は死亡。 その死体は凄惨さを極め、「部屋中に血を撒き散らしていた」 「壁を掻きむしって爪は剥がれて血で固まっていた」 「全身干からびたミイラとなっていた」という。 とある女子高にて、綾と真由は転校生の杏子を恐がらせるために 旧校舎の地下にある開かずの間となっていた図書室へと連れ込む。 綾の携帯の番号を杏子が盗み見したという口実で一室に閉じ込め、 夜になると気が済んだ綾達は杏子を解放してやる。 当然のごとく怒る杏子は真っ先に帰ろうとするが、入口の扉が開かなくなっていた。 綾達も鍵をかけた覚えがなく、扉を開けようとするがノブが外れ、出られなくなってしまう。 八方塞がりな状況の中、真由はこれを「アサギの呪い」ではとつぶやく。 実はこの地下室の部屋は、かつて「アサギ」という名の生徒が閉じ込められたまま 死体となって発見されたいわく付きの場所だったのである。 携帯電話で助けを求めようにも圏外でないにも関わらず繋がらない。 部屋の隅の天井付近には窓があり、地面すれすれで外に繋がっていたが 小さすぎてここからも出られなかった。地下室を調べているうちに綾が奥の部屋で 床下にさらに地下へと続く階段を見つける。風が吹いているので外へ繋がっていると考え、 行ってみようと誘うが、真由や杏子は警備員がやってくるのを待とうと反対するも強引に下りて行く。 下りた先は古い防空壕だろうか、迷路のような洞窟が広がっていた。 三人はその洞窟を進み、とある通路の壁に血文字が刻まれているのを見つける。 刻まれていたのは『るれらべたなんみ』という不可思議な文字で、 これを読み上げた途端、どこかから何かをひきずるような不気味な音と声が響いて来る。 不安を感じ、逃げ出す三人。しかし杏子が転んで怪我をし、洞窟中をさ迷う。 やがて小部屋を見つけ、そこで隠れていると突如真由は狂ったように地面を指でなぞり続け、 その異常な行動に恐怖を感...

触手

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ゲーム「 グラディウス 」に登場。 バクテリアン軍の宇宙増殖触手と呼ばれる生物兵器。 ぶよぶよとした球状の肉塊から0~4本の細長い触手が生えている。 本体である肉塊自体は宇宙空間を漂うだけだが、触手は自機を追尾し、 先端から弾を大量に放出して攻撃してくる。本体は破壊可能であり、 攻撃するたびに縮んでいくが、耐久力が高く破壊しにくい。 しかし腕の中間部にある色の違う部分を攻撃すれば、その腕のみを破壊できるため、 無力化すること自体は難しくはない。沙羅曼蛇軍やゴーファー司令官率いる特殊部隊、 ヴェノム博士の軍、ライフフォース軍、ドゥーム軍などでも 近似種が運用されているのが確認されている。 ゲーム「 グラディウス 」といえば、モアイと考えるかもしれないが、 「グラディウス」はそれ以外にもかなり斬新な事柄があり、 稼働当時、シューティングゲームでは 珍しく生物らしい敵 や 有機的なステージ が登場したゲームでもあるのだ。 このゲーム以降、生物らしい敵やステージが登場することが多くなっており、 その手の作品の先駆者的存在といえるだろう。 そしてここで注目するのがこの 触手 である。名前の通り「触手」であるが、 「触手」自体は本体ではなく、「 肉塊 」が本体であり、この「肉塊」が生物らしいフォルム、 ぶっちゃけるとまんま脳みそな見た目が生物としての説得力があり、素晴らしい。 「触手」自体を単体で見ると、機械のアームにしか見えないが、 「肉塊」が合わさることにより、一転して生物として胎動するのだ。 この敵以外にも細胞ステージ、アメーバや核細胞などが登場しており、 筆者の好きな「R-TYPE」と共に、後の作品に多大な影響を与えている。 ちなみに上記のように「グラディウス」は先駆者的存在ではあるが、 より有機的な部分が強いのは「沙羅曼蛇」であり、こちらの方が影響力は強かったりする。 [続きを読む]

フー・マンチュー博士

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小説、映画「 フー・マンチュー博士 」シリーズに登場。 フー・マンチュー博士(Dr.Fu Manchu、傅満洲博士とも)と呼ばれ、西洋による支配体制の破壊と、 東洋人による世界征服を目指して陰謀をめぐらす中国人。長身痩躯を中国服と中国帽に包み、 爪とドジョウ髭を長く伸ばし、常に悪魔のような表情をたたえている怪人物。 ヨーロッパの三つの大学、ハイデルベルグ、ソルボンヌ、エジンバラで隠秘学、化学、医学、物理学の学位を 取得するなど非常に明晰な頭脳を持つが、性格は狡猾で極めて残忍。 人並み外れた統率力で中国においては〈拳匪〉、インドでは〈暗殺団(ザックス)〉を組織、その黒幕として君臨した。 元々は秘密結社の長であるシ・ファン(Si-Fan)配下の暗殺者であり、後に麻薬と白人奴隷によって財を為した シ・ファンから資金援助を受け、急速に頭角を現して秘密結社の長に上り詰めた。 霊液エリクシルを服用することで自らの寿命を延ばし続けており、長期に渡って東洋西洋の裏社会で暗躍している。 彼の立案する殺人計画は、一見不可解な方法を大規模に展開するという点が特徴的である。 銃撃や爆殺を軽蔑し、短剣や武道、毒蛇や毒虫、毒性の菌類などによる暗殺を好む。 今でこそ冷酷な犯罪王だが、その過去は北京の篤実な漢方医であり、妻子と共に幸せに暮らしていた。 しかし義和団の鎮圧にあたった西欧列強軍によって、多くの同胞と妻子を殺されたのを機に 白人への復讐と東洋人による帝国建立の野望に燃える冷酷な殺人鬼と化した。 この事からシ・ファン配下時から、暗殺のターゲットは西洋人(特に帝国主義者)に絞っていた。 英国作家サックス・ローマ―によって生み出されたピカロであり、アンチヒーロー。 フー・マンチュー博士は西洋人から見た東洋の国に対する漠然たる不安から生まれた人物だが、 小説が発表された1913年当時を考えると、第一次世界大戦間近であり、世界情勢全体の不安と言った方が良いだろう。 ストーリーはフー・マンチュー博士が起こす事件の究明を、元ロンドン警視庁のデニス・ネイランド・スミス卿がしていく。 これは探偵小説の流れであり、構図自体はシャーロック・ホームズとモリアーティ教授の戦いのそれである。 また博士の不可解極まる犯行はホームズシリーズにおけるスパイとの戦いと同じ...

ハリー・パウエル

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小説、映画「 狩人の夜 」に登場。 両手の指に「LOVE(愛)」と「HATE(憎悪)」の入れ墨を持つ伝道師。 説教をする際には、その入れ墨を使って「善と悪」「愛と憎しみ」の闘争を説く。 その正体は未亡人ばかりを狙う連続殺人鬼。彼はセックスに対し異常ともいえる嫌悪を抱いており、 神の正義の名の下に未亡人たちを殺害し、その金を奪うという凶悪犯罪を繰り返していた。 1930年代、大恐慌の時代。オハイオ川沿岸のクリーサップ埠頭に住むベン・ハーパーは、 生活苦から強盗殺人を犯した。警察から逃れて家族の元に辿り着いたベンは、 強奪した1万ドルの在り処を息子のジョンと娘のパールに告げる。 その直後、ベンは警察に逮捕された。最終的にベンは強盗殺人の罪で死刑判決を受け、 刑務所に送られる。ちょうどその頃、車を盗難した罪でベンと同じ雑居房に収容された 伝道師ハリーはベンから盗んだ大金の在り処を聞き出そうとする。 その後、ジョンの寝言である「小さい子供がそれらを導く」という言葉から、 ベンの子供たちが何か知っているのではないかと推測する。 結局ベンは誰にも大金の在り処を告げることなく処刑された。 すぐに釈放されたハリーは、真っ先にベンの家族が住むクリーサップの街を訪れる。 ハーパー家には未亡人となったウィラと、その子供であるジョンとパールが残されていた。 夫が逮捕され、地元のアイスクリーム屋で働いて生計を立てるようになったウィラに対し、 ハリーは自らの素性を偽って接近する。ハリーはその話術でクリーサップの住民の信頼を勝ち取り、 ウィラと再婚する。しかしそんな伝道師に対し、ジョンだけは警戒し続けた。 新婚初夜、夫となったハリーに抱かれようとするウィラを、ハリーは頑なに拒絶する。 二人の間の結婚生活は、ハリーの常軌を逸した道徳観念に縛られた空虚なものだった。 新しく子供たちの父親になったハリーは、ウィラの見ていない隙に彼らを脅迫し、 ベンが隠した大金の在り処を聞き出そうとする。ハリーの隠された動機を 皆に告げるジョンだが、ハリーに心酔する大人たちは彼の言うことに耳を貸そうとしない。 そんな或る日、パールを苛めて隠し場所を言わせようとするハリーの姿をウィラが目撃する。 その夜、真実を知ったウィラは寝室でハリーに殺害される。 周囲の人...