2011年1月18日火曜日

ヨグ=ソトース(Yog-Sothoth)

クトゥルフ神話」シリーズに登場。

「ヨグ=ソトホート」、「ヨグ=ソトホース」とも呼ばれ、
万物の王とされるアザトースの息子とも、
アザトースが生み出した「無名の霧」から生まれた
アザトースと同じ「外なる神」の一柱ともされる。
また「旧支配者」の一柱ともされ、全ての時間と空間に遍在し、
時空連続体の外側、全てに隣接するがどこにも行けない場所に
追いやられた「知識」を象徴する存在といわれる。
また「過去、現在、未来のすべてはヨグ=ソトースの中で一つである」と
魔道書ネクロノミコンには書かれており、
あらゆる時間と空間だけでなく、全ての次元に接し、同時に存在できる
時空を超越した存在とされ、何らかの方法により顕現すると
その姿は絶えず形や大きさを変える
玉虫色の輝く球体の集合体として現れるとも、
または、その球体が割れた中から流れ出す
黒々とした原形質状の肉の塊ともされている。
その球体に触れると火脹れ、組織の乾燥、骨の露出を起こす。
「門にして鍵」、「全にして一、一にして全なる者」
「外なる神」、「混沌の媒介」、「原初の言葉の外的表れ」
「虚空の門」、「漆黒の闇に永遠に幽閉されるものの外的な知性」
「戸口に潜むもの」、「彼方のもの」 など
奉仕種族や時代によって多くの別称がある。
外世界にいるものどもはヨグ=ソトースを通過せねばならない。
ヨグ=ソトースと同じ領域「最極の虚空」へ到達する場合、
彼の配下にしてそこへ至る最後の門「窮極の門」の守護者、
化身ウムル・アト=タウィルの裁定を受ける。
まれに有機生命体の女性との混血児をつくることがある。

クトゥルフ神話」の中でも異色な存在、ヨグ=ソトース。
なんてたって時空そのものって、生き物とは到底思えない
そもそも生き物かどうかも不明)。
何より驚きなのが、これの父、もしくは生み出した存在として
語られるアザトースの存在であり、
ヨグ=ソトース以上に生物として埒外な存在がである。

2 件のコメント:

黒羊 さんのコメント...

こんばんは。
それと、リクエストに応えて下さり有難う御座います。

クトゥルフ神話は得体の知れないおぞましいものが沢山出てきますが、
そのなかにあってヨグ=ソトースの存在は一際異彩を放っていますね。

ところで、一頃(今でも?)に何でもかんでも「擬人化&萌え化」するのが流行り、
クトゥルフ神話を萌え化したものをみた事があります。

ミソであるはずのおぞましさが消毒され、何とも惰弱に感じて萎えたのを憶えていますorz

腐肉喰らい さんのコメント...

>黒羊さん
返事遅れてすみません
リクエストにお応え出来て
まことに恐悦至極。

クトゥルフ神話はなんといっても
矮小な人間には理解できない
驚異の神秘と恐怖が持ち味ですからね
yog sothothはその中でも筆頭ですからね
ラヴクラフトの作品で文の中で
最も多く書かれているyog sothothだけど
まるで実態が見えてこないのが
余計に恐怖を感じる

擬人化&萌え化ですかぁ。
まぁ矮小な人間が少しでも
神のご尊顔を見て発狂しないよう
免疫をつけようとする
涙ぐましくも愚かな偶像崇拝だと思えば
可愛いものですよ。
むしろその努力を労ってやりましょう
そしてそっとしておきましょう