7年前に妻を亡くし、ひとり息子の重彦を男手ひとつで育ててきた、
ビデオ制作会社の社長・青山重治。ある日、重彦から再婚を勧められた彼は、
友人である映像プロデューサーの吉川に相談を持ちかける。
彼の話に興味を示した吉川は、現在進められている映画の
主演女優のオーディションにやってきた女性の中から青山に合った
再婚相手を探そうと言い出し、早速オーディションが開始された。
初めはあまり乗り気ではない青山であったが、4000人もの
応募者の中から彼は24歳の山崎麻美という女性に惹きつけられ、
何度かデートを重ねていくうちに、すっかり彼女の虜となってしまう。
そんな彼の気持ちに応えように、麻美もまた彼を愛するようになっていった。
「私だけを愛して」そう囁かれ頷く青山。だが、吉川は彼女の身元が
明らかでないことに不安を感じていた。そんな矢先、麻美が失踪してしまう。
そして、その頃から青山も幻覚に悩まされるようになる。
現実か幻覚か判断のつかぬ世界の中で麻美と再会した青山は、
彼女の不幸な生い立ちを聞かされる。両親の離婚、預けられた
伯父夫婦による虐待…麻美は遂に彼女流の愛情表現を青山に示す。
運動機能だけを奪う特殊な注射をして、動かなくなった青山の体に
次々に針を刺し、挙げ句の果てに足首を切断する麻美。
今までにも、彼女は伯父やレコード会社のプロデューサーを
同じように「愛して」きたのだ。だが、偶然帰ってきた重彦によって
麻美は殺され、青山は命を救われる…
「キリキリキリキリ・・・・痛いでしょう?」
「キリキリキリキリ…おなかでここが一番痛いの・・・・・ねぇ」
「言葉は信用できないけど、痛みは信用できるわ」
「これはね、骨つきのお肉でも簡単に切り落とせるの」
針が!目が!突き刺さる!足が!糸鋸が!切り落とす!
正直言ってラストシーン近くは痛々しさのあまり思わず
やめてくれ、となる映画「オーディション」。
一見男がオーディションしているからこのタイトルといわけではなく
彼女が「私だけを愛してくれる」という基準で、
獲物をオーディションしていたというのが正しい。
ほとんど何もない薄汚れた部屋で、黒電話と麻袋を前に、
うなだれながらじっと待ち続ける麻美。風の吹く音のような重低音の中、
それを破るのは電話の音、審査員は彼女だけ。
麻袋のシーンはいつ見てもおぞましい。日本が誇るヤンデレ、
というより病んでる女性代表である。
「私だけを愛して」そう囁かれ頷く青山。だが、吉川は彼女の身元が
明らかでないことに不安を感じていた。そんな矢先、麻美が失踪してしまう。
そして、その頃から青山も幻覚に悩まされるようになる。
現実か幻覚か判断のつかぬ世界の中で麻美と再会した青山は、
彼女の不幸な生い立ちを聞かされる。両親の離婚、預けられた
伯父夫婦による虐待…麻美は遂に彼女流の愛情表現を青山に示す。
運動機能だけを奪う特殊な注射をして、動かなくなった青山の体に
次々に針を刺し、挙げ句の果てに足首を切断する麻美。
今までにも、彼女は伯父やレコード会社のプロデューサーを
同じように「愛して」きたのだ。だが、偶然帰ってきた重彦によって
麻美は殺され、青山は命を救われる…
「キリキリキリキリ・・・・痛いでしょう?」
「キリキリキリキリ…おなかでここが一番痛いの・・・・・ねぇ」
「言葉は信用できないけど、痛みは信用できるわ」
「これはね、骨つきのお肉でも簡単に切り落とせるの」
針が!目が!突き刺さる!足が!糸鋸が!切り落とす!
正直言ってラストシーン近くは痛々しさのあまり思わず
やめてくれ、となる映画「オーディション」。
一見男がオーディションしているからこのタイトルといわけではなく
彼女が「私だけを愛してくれる」という基準で、
獲物をオーディションしていたというのが正しい。
ほとんど何もない薄汚れた部屋で、黒電話と麻袋を前に、
うなだれながらじっと待ち続ける麻美。風の吹く音のような重低音の中、
それを破るのは電話の音、審査員は彼女だけ。
麻袋のシーンはいつ見てもおぞましい。日本が誇るヤンデレ、
というより病んでる女性代表である。
0 件のコメント:
コメントを投稿