本名なし。名無しとして育った。
仮称としてマックス・トンプソンJr.(ジュニア)。
全体的に歪な体をした、長身の白人男性。
顔は溶けたように歪んでおり、皮膚のたるみを抑えるためか
ステイプラーで留めてある箇所が見られる。
顔から半身に掛けては、皮膚が引き攣ったような状態が続いている。
声と息遣いが荒く、何らかの発声障害か気道に障害を抱えていると思われる。
若干右足を引き摺るような歩行をし、怪我による後遺症とみられる。
上半身はタンクトップ姿で、露出している腕や肩には
皮膚や筋肉の歪な隆起が見られ、背骨が大きく歪んでいるのがわかる。
ズボンはバックル付きのベルトで抑えているが、少々サイズが合ってないようで
ベルトは2本巻かれ、更にロープで縛ってある。
自らを虐待していた両親や関係者を殺害後、謎の存在「エンティティ」によって
霧の森へと召喚された。以来、生存者たちを狩り続けている。
家畜の屠殺用ハンマーを右手に、左手には巨大なチェーンソーが握られている。
チェーンソー使用中は凄まじい速度で移動し、その回転する刃は
生存者を一撃で瀕死状態にする。使用するまでにタイムラグがあり、
再使用には短時間のクールダウンを挟む必要がある。
一時期は長時間使用するとオーバーヒートして、一時的に使用不可になっていた。
現在は逆にチェーンソーの回転速度や移動速度、クールダウンが短くなる
オーバードライブ状態になり、チェーンソーが強化されるようになっている。
アメリカのとある場所で、マックスとエヴリンのトンプソン夫妻が生活していた。
二人は裕福な地主で、農場「コールドウィンドファーム」を経営していた。
公には、トンプソン家には子どもはいなかった。
しかし実際は望まれない子どもが誕生していた。
その子どもは醜悪な見た目から両親に疎まれ、名付けられずに育てられた。
レンガで仕切られた部屋に閉じ込められ、壁に開けた穴から食事を与えられた。
社会から断絶された子どもは、言語や知識を壁の穴から見えるTVから学んだ。
両親は育つにつれ、強靭になった少年の世話に手を焼いた。
怪力故に、度々壁や拘束具、家具を破壊した。しかしTVを見せれば、大人しくなった。
いつしか両親を呼んで、壁を破壊しながら泣くことはなくなった。
少年はTVから常識を学んだ。自身が如何に普通の子どもと違うのか、
本来家族は愛情をもって接してくれることを。通常の人生との違いを理解した。
彼が好きだった番組は二つ。ビーバーの家族が主役のものと、スーパーヒーローの少年のもの。
二つが共通していたのは家族からの愛。ビーバーの子どもは毎日両親から愛されていた。
スーパーヒーローは義両親の愛を受け、偉大なヒーローとなった。
いつか自分も愛されたいと願ったが、両親は自分よりも家畜に愛情を注ぎ、
名前をつけ、大切に育てた。この願いは怒りに変わった。
そして自分の元にヒーローが現れることを願った。
地元の警察官たちは両親と密接な関係を持っており、賄賂をもらうことで
両親の悪行を黙認しただけではなく、彼を笑い物にした。
いつしかヒーローへの願いは虚しいものになった。
そして少年は、父や母、警察官たちの悪意に対する怒りを抱え続けた。
ある日、父が警察署長とその取り巻きの警官たちを連れて現れた。
少年は度々家畜の虐殺をやらされ、彼らはそれを見世物にしていた。
いつものように少年を愚鈍だと嘲り、罵倒の言葉を浴びせた。
しかしその日は、いつものようにならなかった。
少年は怒りのあまり我を忘れ、気付いたときには家畜以外の血と叫びが溢れた。
父親と警官らを殺害した後、母親を拷問した。
自身に名前があるのか、聞き出したかったのだ。
しかし歯も顎も砕かれた母は喋ることも出来ず、すぐに動かなくなった。
そこへ難を逃れていた署長が、新しい部下や二頭の警察犬と共に戻ってきた。
森へと逃げ込んだ少年への追走は困難を極めた。
嗅覚の鋭い警察犬を避けながら、次々と署長の部下は殺害された。
署長は一計を案じ、「お前の本名を知っている」と叫んだ。
少年は僅かな希望を感じ、無意識に逃げるのをやめた。
そこへ警察犬が飛び掛かってきた。さらに署長もハンマーで襲ってきた。
彼は犬を木に投げつけ、署長の手首を掴んでハンマーを振り払う。
今までにない力を感じながら、少年は署長を押し倒した。
ナイフで反撃しようとする署長に逆にナイフで腹を刺した。
署長の腸を引き釣りだそうとしたが、犬たちの追撃がきた。
犬たちを痛めつけ、走り出した。冷たく暗い森の中を抜け、農場へ向かう。
唸り声、銃撃、様々な音を聞きながら彼は地下室の秘密の部屋、
父親が金を隠した部屋や、両親が自身を閉じ込め虐待した部屋のことを考えていた。
そこでTVを見ながら隠れることを想像した。
同時に父親の持ち物を探れば、自分の本当の名前が見つかるかもしれないと
淡い希望を抱いた。直後、右脹脛を銃で撃たれた。
またしても警察犬が飛び掛かり、彼の腕に噛り付いた。
しかし激しい怒りに駆られる少年の怪力の前に、二頭とも絞殺された。
署長は尚も銃撃しようとするが、弾切れだった。
少年は署長の前に立つと、署長を殴り倒し、今度こそ腸を引き摺りだした。
そして署長は豚の餌になった。何年もの孤独と辱めを味わわされた少年は
自由を、温かい空気が顔に触れるのを感じた。
そしてまだ胸に残る激しい怒りを近くにいた家畜たちに向けた。
少年は隠れ潜んだ。忌まわしい虐待の記憶、思い出深い農場に。
しばらくは逃げ惑う家畜に対して、狂ったように暴力の限りを尽くした。
足枷から解き放たれた彼はトウモロコシ畑を駆け回り、
目に映る全ての生物を追い掛け回し、虐殺した。
両親の遺体は決して見つかる事はなかったが、内臓を抉られ、
拷問された動物の肉片が農場の至る所に散見された。
またチェーンソーの潤滑油の空っぽの缶が散乱していることもあった。
農場では今でも夏の夜にどこからかチェーンソーの音が聞こえるという…
「デッドバイデイライト」第三のプレイアブルキラー、ヒルビリー。
田舎者を意味する名前は、おそらく某いけにえの影響だろう。
そこは置いといて、生死をかけた鬼ごっこの絶対のルールは、
攻撃二回でダウンする。無論、一部のパークや特殊能力によって例外はある。
その最初の例外がこのキラー。なんとチェーンソーによる一撃を受けると
即ダウン状態になってしまうのだ。
初期DbDはコイツのチェーンソーの音が聞こえただけで、
震えが止まらなかったサバイバーは少なくなかったはず。
人物像に関しては、陰惨な背景が浮かび上がるキラーだ。
元々、望まれない子どもという設定のため覚悟していたが
野生児とかその辺を想像していた。
だが学術書の伝承は公開されると一変。
愛されることを望んだ忌み子という、想像よりも惨い伝承だった。
学術書は公開前のPVにアニメーションがあったりするのだが、
そこに描かれたのは死体となった両親と共にテレビを見るヒルビリーという
なかなかにおぞましく、同時に哀れな光景だった。
彼の両親の遺体は見つからなかったらしいので、
やはり両親を憎み切れない部分があったのではないかという想像を掻き立てる。
声と息遣いが荒く、何らかの発声障害か気道に障害を抱えていると思われる。
若干右足を引き摺るような歩行をし、怪我による後遺症とみられる。
上半身はタンクトップ姿で、露出している腕や肩には
皮膚や筋肉の歪な隆起が見られ、背骨が大きく歪んでいるのがわかる。
ズボンはバックル付きのベルトで抑えているが、少々サイズが合ってないようで
ベルトは2本巻かれ、更にロープで縛ってある。
自らを虐待していた両親や関係者を殺害後、謎の存在「エンティティ」によって
霧の森へと召喚された。以来、生存者たちを狩り続けている。
家畜の屠殺用ハンマーを右手に、左手には巨大なチェーンソーが握られている。
チェーンソー使用中は凄まじい速度で移動し、その回転する刃は
生存者を一撃で瀕死状態にする。使用するまでにタイムラグがあり、
再使用には短時間のクールダウンを挟む必要がある。
一時期は長時間使用するとオーバーヒートして、一時的に使用不可になっていた。
現在は逆にチェーンソーの回転速度や移動速度、クールダウンが短くなる
オーバードライブ状態になり、チェーンソーが強化されるようになっている。
アメリカのとある場所で、マックスとエヴリンのトンプソン夫妻が生活していた。
二人は裕福な地主で、農場「コールドウィンドファーム」を経営していた。
公には、トンプソン家には子どもはいなかった。
しかし実際は望まれない子どもが誕生していた。
その子どもは醜悪な見た目から両親に疎まれ、名付けられずに育てられた。
レンガで仕切られた部屋に閉じ込められ、壁に開けた穴から食事を与えられた。
社会から断絶された子どもは、言語や知識を壁の穴から見えるTVから学んだ。
両親は育つにつれ、強靭になった少年の世話に手を焼いた。
怪力故に、度々壁や拘束具、家具を破壊した。しかしTVを見せれば、大人しくなった。
いつしか両親を呼んで、壁を破壊しながら泣くことはなくなった。
少年はTVから常識を学んだ。自身が如何に普通の子どもと違うのか、
本来家族は愛情をもって接してくれることを。通常の人生との違いを理解した。
彼が好きだった番組は二つ。ビーバーの家族が主役のものと、スーパーヒーローの少年のもの。
二つが共通していたのは家族からの愛。ビーバーの子どもは毎日両親から愛されていた。
スーパーヒーローは義両親の愛を受け、偉大なヒーローとなった。
いつか自分も愛されたいと願ったが、両親は自分よりも家畜に愛情を注ぎ、
名前をつけ、大切に育てた。この願いは怒りに変わった。
そして自分の元にヒーローが現れることを願った。
地元の警察官たちは両親と密接な関係を持っており、賄賂をもらうことで
両親の悪行を黙認しただけではなく、彼を笑い物にした。
いつしかヒーローへの願いは虚しいものになった。
そして少年は、父や母、警察官たちの悪意に対する怒りを抱え続けた。
ある日、父が警察署長とその取り巻きの警官たちを連れて現れた。
少年は度々家畜の虐殺をやらされ、彼らはそれを見世物にしていた。
いつものように少年を愚鈍だと嘲り、罵倒の言葉を浴びせた。
しかしその日は、いつものようにならなかった。
少年は怒りのあまり我を忘れ、気付いたときには家畜以外の血と叫びが溢れた。
父親と警官らを殺害した後、母親を拷問した。
自身に名前があるのか、聞き出したかったのだ。
しかし歯も顎も砕かれた母は喋ることも出来ず、すぐに動かなくなった。
そこへ難を逃れていた署長が、新しい部下や二頭の警察犬と共に戻ってきた。
森へと逃げ込んだ少年への追走は困難を極めた。
嗅覚の鋭い警察犬を避けながら、次々と署長の部下は殺害された。
署長は一計を案じ、「お前の本名を知っている」と叫んだ。
少年は僅かな希望を感じ、無意識に逃げるのをやめた。
そこへ警察犬が飛び掛かってきた。さらに署長もハンマーで襲ってきた。
彼は犬を木に投げつけ、署長の手首を掴んでハンマーを振り払う。
今までにない力を感じながら、少年は署長を押し倒した。
ナイフで反撃しようとする署長に逆にナイフで腹を刺した。
署長の腸を引き釣りだそうとしたが、犬たちの追撃がきた。
犬たちを痛めつけ、走り出した。冷たく暗い森の中を抜け、農場へ向かう。
唸り声、銃撃、様々な音を聞きながら彼は地下室の秘密の部屋、
父親が金を隠した部屋や、両親が自身を閉じ込め虐待した部屋のことを考えていた。
そこでTVを見ながら隠れることを想像した。
同時に父親の持ち物を探れば、自分の本当の名前が見つかるかもしれないと
淡い希望を抱いた。直後、右脹脛を銃で撃たれた。
またしても警察犬が飛び掛かり、彼の腕に噛り付いた。
しかし激しい怒りに駆られる少年の怪力の前に、二頭とも絞殺された。
署長は尚も銃撃しようとするが、弾切れだった。
少年は署長の前に立つと、署長を殴り倒し、今度こそ腸を引き摺りだした。
そして署長は豚の餌になった。何年もの孤独と辱めを味わわされた少年は
自由を、温かい空気が顔に触れるのを感じた。
そしてまだ胸に残る激しい怒りを近くにいた家畜たちに向けた。
少年は隠れ潜んだ。忌まわしい虐待の記憶、思い出深い農場に。
しばらくは逃げ惑う家畜に対して、狂ったように暴力の限りを尽くした。
足枷から解き放たれた彼はトウモロコシ畑を駆け回り、
目に映る全ての生物を追い掛け回し、虐殺した。
両親の遺体は決して見つかる事はなかったが、内臓を抉られ、
拷問された動物の肉片が農場の至る所に散見された。
またチェーンソーの潤滑油の空っぽの缶が散乱していることもあった。
農場では今でも夏の夜にどこからかチェーンソーの音が聞こえるという…
「デッドバイデイライト」第三のプレイアブルキラー、ヒルビリー。
田舎者を意味する名前は、おそらく某いけにえの影響だろう。
そこは置いといて、生死をかけた鬼ごっこの絶対のルールは、
攻撃二回でダウンする。無論、一部のパークや特殊能力によって例外はある。
その最初の例外がこのキラー。なんとチェーンソーによる一撃を受けると
即ダウン状態になってしまうのだ。
初期DbDはコイツのチェーンソーの音が聞こえただけで、
震えが止まらなかったサバイバーは少なくなかったはず。
人物像に関しては、陰惨な背景が浮かび上がるキラーだ。
元々、望まれない子どもという設定のため覚悟していたが
野生児とかその辺を想像していた。
だが学術書の伝承は公開されると一変。
愛されることを望んだ忌み子という、想像よりも惨い伝承だった。
学術書は公開前のPVにアニメーションがあったりするのだが、
そこに描かれたのは死体となった両親と共にテレビを見るヒルビリーという
なかなかにおぞましく、同時に哀れな光景だった。
彼の両親の遺体は見つからなかったらしいので、
やはり両親を憎み切れない部分があったのではないかという想像を掻き立てる。