藤島 昭和(ふじしま あきかず)
映画「 渇き。 」に登場。 失踪した娘を探す、暴力的で傲慢でろくでなしの元父親。 元大宮北署の刑事であり、現在は警備員の職に就いている。 かなり粗暴で精神的に不安定な部分があり、向精神薬を服用している。 妻の不倫相手を暴行し、精神を病み、家庭を崩壊させた過去を持つ。 しかしその心には常に夢に見る理想の家族像があり、 荒んだ一人暮らしをしながらも、それを心の拠り所にしている。 娘が抱えていた狂気を知るうちに、その凶暴性は増していくが、 同時に自分が忘れた過去によって、狂気へと駆り立てられる。 コンビニでの大量殺人の現場を発見してから間もなく、昭和に一本の電話が入る。 品行方正だった娘・加奈子が部屋に何もかもを残したまま姿を消したと元妻・桐子からだった。 娘の部屋を調べると覚せい剤を見つけ、公にせずに加奈子を自力で見つけ出そうとする。 加奈子の中学時代の友人や行動を辿るに従い、自身が想像したものとは違う、加奈子の素顔がわかる。 娘の部屋からは精神科へ通院していた記録があり、中学時代の担任だった女性教師の東によれば不登校気味であり、 通院先の精神科医・辻村によれば抗鬱剤を常用していた。女友達の森下と長野によれば不良グループと関係していたとも。 また部屋には同じ年頃の男子学生の写真があり、それは過去に亡くなった加奈子の恋人・緒方だとわかる。 昭和は不良グループのリーダーである松永が娘を誑かして、シャブ中にして監禁しているに違いないと桐子に伝える。 桐子は昭和の表情を見て、実の娘が薬に手を出して嬉しいのかと聞く。呆気にとられる昭和。 昭和は気づかなかったが、桐子には話をしている間の昭和は非常に嬉しそうだったのだ。 夜、寝てい桐子にキスをしようとして拒絶される昭和。昭和は「やり直したい」と言い出す。 桐子は娘の一件をダシに、昭和がよりを戻そうとしていることを察していた。 答えは激しい抵抗だった。そんな妻に襲い掛かる昭和。暴力を振いながら妻にのしかかる。 その翌朝、桐子の家は滅茶苦茶になっており、桐子自身も顔も体も傷や痣だらけだった。 そんな桐子に対して昭和は「愛している」と伝え、また加奈子も桐子も自分が守るという。 こんな訳のわからない発言に桐子は罵声を浴びせるが、昭和は逆に「とっとと朝飯作れ!」と怒鳴り散らすのだった。 ...